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．
Aは、
自分の時間が空くとすぐ
俺のところに駆け寄ってきてくれる。
…どーせアイツのことだから、
久し振りに会った俺を気遣ってんだよな。
別に、いいのに。
．
なんて、嘘。
すっげー嬉しい。
Aにそんな気なんてないのに、
新郎より、
他の誰より、
俺を選んでくれてる気がするんだ。
…ま、結婚式してる時点で、んなわけないんだけど。
．
A「…和、ごめん！呼ばれてて。
楽しんでる?」
「あのなぁ(笑)俺、一応大人。一人でも大丈夫だから(笑)」
A「あ、ごめ。」
慌てるAさん。
あぁー。
俺、諦められんのかな。
「…てか、結婚式のこの幸せなムードで十分ですから。
…楽しんでるよ。ありがとう、呼んで頂いて。」
A「…うん。どーいたしまして。」
一瞬表情を失って、
無理やりに微笑むA。
…都合良く映ってんなぁ。
変に無言の空間。
「…やっぱ、」
A「え？」
「お前、変わんねぇーな。…いつでも、俺のこと最優先してくれちゃってさ。
心配してくれて。ありがと。俺、Aのそういう優しいとこ、好き。」
A「へっ!?」
…やべ。
誤解が生まれる！
「あっ、」
A「…？」
いや、でも。
いいのかな。
嘘じゃないし。
これぐらい、最後なんだから、許されるよな。
…一応、保険はかけるからさ。
．
「…知らなかっただろ？(笑)最高の幼なじみだと思ってる。
…お前もだろ？(笑)」
A「…ばーか///」
…アイツの顔が赤く見えたのは、
きっと、俺の都合良い目のせい。
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嵐崎yui(プロフ) - なり。さん» コメありがとうございます!!泣 ありますよね、過ごした時間が生んだ無意識の線引きって...。そういう微妙で切ない所も書けたらなと、、!!きっとこのシリーズの最終章になると思うので、最後までぜひ読んでやって下さい!!(*^^*) (2017年12月22日 21時) (
レス) id: 7c8a5eccab (このIDを非表示/違反報告)
なり。(プロフ) - はじめてコメントします！幼馴染の黄色さん、切ないですね。;_; 長い付き合い故に素直になれなかった気持ち。でもお互いに深い愛情と絶対的な信頼関係がそこにはあって。次の新郎サイドでより絡み合う人間関係の背景と様々な愛の形、とても楽しみです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: 61cc30c67c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐崎yui | 作成日時：2016年3月22日 11時
