第368話🦇また明日 ページ33
*ミラ side*
それからひと足先にお風呂をいただき、明日の授業に備えて早めに寝ることにした。
用意してもらったアタシの部屋に入ると、すでに生活に必要な荷物は運び込まれていて。
家の奴ら……ブルシェンコ先生の話、聞いてくれたんか。あの頑固悪魔共がなぁ……。
明日ブルシェンコ先生にお礼を言おうと心に決め、早速ベッドにダイブする。
そしてス魔ホを取り出し、今日撮った写真たちを眺めてみた。
まさか、アタシのアルバムに先生たちの写真が増えるなんて……予想外で、最高におもろいわ！
これでまた1つ、“思い出”が増えたな……。
「……………」
写真をひと通り眺めたアタシは、そのまま魔インを開いた。
そして、我々
いろいろあって、しばらく教師寮で暮らすことになりました〜
すぐにいくつか既読が付き、その数秒後には返信が来る。
トントンお、そうなんか
シャオロン教師寮ってどんな感じなんや!? 明日教えろよ!!
ウツ大丈夫なん!?!? 男教師にいやらしい目で見られてない!? 何かあったらすぐに僕を呼ぶんやでミラちゃん!!!
@ウツ
お前呼んだら余計ややこしくなりそうやから却下で☆
ウツぴえん🥺
特に深いことを聞いてくるでもなく、いつも通りのテンションで返してくれる彼らに……アタシは、本当に救われている。
シャオロン約束やぞ! 明日絶対、教師寮のこと教えろよな!!
りょーかい、また明日な
あんなにもおぞましく暴れ狂ったアタシと、“明日”を生きてくれるんやね……みんなは。
ホンマに……ええオトモダチに恵まれたわ。
「……また、明日」
誰にともなく呟き、アタシはベッドの上で目を閉じた。
今日は本当に、いろいろあったけれど……きっと、大丈夫。この部屋でなら、ちゃんと眠れる気がする。
また、明日……楽しい学園生活が待ってるんやからな！！
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年9月11日 21時
