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第256話🦇ツンデレ皮肉屋 ページ17

*ミラ side*

出払っていたメンバー(シャオ&ウツ以外)が帰ってきて、念子(ネコ)のごはんタイムに入ったのだが……。

「ショッピくん…念子(ネコ)ちゃんのこと、随分気に入ったみたいやな……」

「え?」

トントンの言う通り、ショッピ先輩はエサにがっつく念子(ネコ)をずっと撫でていた。

「いや、逆ですよ逆。念子(ネコ)ちゃんが僕のことを気に入ったんです」

「勘違いしないでよねッ」とどこぞのツンデレ娘みたいなこと言いよるけど、手は念子(ネコ)のことめっちゃ撫でてるんよな〜w

「いやめちゃくちゃかわいがっとるやないかい」

「素直になればええのに〜」

「失礼ですね。僕はいつでも自分に素直に生きてますよ」

よう言うたなこの先輩。←

(かたく)なに認めようとしない彼にもはや呆れたその時、念子(ネコ)がショッピ先輩のほうを向いてミャーミャーと鳴き出した。

「ん、何や。まだ食い足りひんか。あんま一気に食うと腹壊すぞ……お?」

バッとショッピ先輩に飛びかかったかと思うと、念子(ネコ)は彼の上着のモフモフをバリバリと引っ掻き始めた。

「あッ、コラ。モフモフはバリバリしたらアカン!!」

「ぷはっ!! 確かにめちゃ懐かれとるなショッピ!」

「んっふふ、良い()撮れてますよ〜!」

楽しそうにバリバリする念子(ネコ)ちゃん共々、ショッピ先輩を激写してやる。

「メシ食ったら急に元気になったなコイツ」

「腹減ってただけみたいやな」

ゾムに続いて安心したようにそう言い、トントンはいそいそと自分のス魔ホを取り出す。

「いや、それにしてもホンマかわええなぁ……ちょっと写真撮らしてくれへん?」

「どうぞどうぞ」

どうぞ、て……すっかり自分の子みたいな扱いしてはるやんショッピ先輩w

念子(ネコ)ちゃんにデレデレしながら写真を撮りまくるトントンを見守っていると、彼の使い魔くんの異変に気が付いた。

第257話🦇暴走主人馬鹿→←第255話🦇かわいいお客さん



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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月22日 9時

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