検索窓
今日:1 hit、昨日:33 hit、合計:44,674 hit

第205話🦇先輩たちの思惑 ページ14

*ミラ side*

わだかまり?も無事に解消したところで、シャオロンが思い出したように口を開く。

「ところで、お前らもゲームしに来たんか?」

「あぁ、そうそう。体感型ゲームとかめっちゃおもろそうやん?」

シャオロンに答えるアタシをよそに、すっかり泣き止んだゾムが先輩たちの持っている幻術帽子に気付いて口を開いた。

「おッ、その手に持っとるやつがゲームの帽子? ええなぁ、オレらも早くやりたい!」

「あー、いや。その帽子は、ちょっと不具合があって……」

言いかけた遊戯(ゲーム)師団(バトラ)団長さんの口を容赦無く塞ぎ、ショッピ先輩が笑顔で告げる。

「いや実はコレ!! 他の帽子とはひと味違うゲームが遊べるらしいですよ!」

その帽子がバグっているという事実を知っていたアタシは、そのあからさまな行動に吹き出しそうになってしまった。

「めちゃくちゃ難しくて誰もクリアしたことが無いんだって!!」

チ、チーノ先輩まで……絶対シャオロンたちハメる気やんwww

「それで僕たち尻込みしちゃって……あー! 攻略できたら超人気者になれるのになぁ〜」

「普通の悪魔じゃ無理やろ。あの特待生! イルマくんぐらい!! すごい悪魔でないと!!!」

イルマの名前に反応し、シャオロンは躊躇(ちゅうちょ)無く例の帽子を被った。チョロすぎwwww

「「ッヘーーーーイ!! さすがっすチョロロンさん!!」」

チョロロン誰やwwアカン腹筋崩壊するwww

「オレも被るぜ! 楽しそうやもん!!」

「せっかく来たんやしな。どうせなら、やり応えのあるほうに挑戦したいやろ」

ゾムに続いて帽子を手に取ったトントンが、アタシに向かって言う。

「ミラさん、トンのこと頼むわ」

「お、おーw 任せとき……ww」

「……なんか楽しそうやな?」

「え? 気のせい気のせいw」

なんとか誤魔化し、トントンが帽子を被るのを見届けつつ笑いを(こら)える。

まだ爆笑するわけにはいかん……あと1人、残っとるからなァ?(ゲス顔)

第206話🦇即落ちウツ→←第204話🦇お許し



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わらび - レッツゴー怪奇団・・・? (2023年1月30日 15時) (レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀`*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます!これからも読ませていただきます! (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます!! いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀`*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます!応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。