第153話🦇楽しくなりそうな予感 ページ10
*シャオロン side*
「こんちはーっす。って……何の騒ぎです？」
「あッ、ミラ！！」
ふらりと現れた彼女に、俺たちが必死に押さえ込んでいた先輩2人がピタリと動きを止める。
「あれ、団長さんは
スタスタと中へ入ってきたミラは、唖然として立ち尽くしている先輩らに向かってある物を差し出す。
「コレ、受け取ってくれますか？」
彼女が差し出したのは―――我々
「「……………え」」
揃って驚きの声を漏らす先輩2人に、ミラはニヤッと笑いかける。
「この短い期間で、この
ミラの入団をようやく現実として受け止めれたのか、先輩2人は震える手でその入団届を受け取る。
「ホ…ホンマに……？」
震えた声で確認してきたチーノに、ミラはケラケラと笑った。
「アタシがそんなつまらん嘘つくと思います？w ここがええんですよ、アタシは」
ミラは不敵に微笑み、キッパリとそう答える。
すると、先輩2人はわかりやすすぎるくらい顔を輝かせた。
「こッ……これからよろしくお願いしますミラさんッ！！」
「
先輩2人に飛びつかれるミラを見つめ、俺はふっと苦笑を漏らす。
生徒会ではないものの……結果として、ミラと同じ
ただでさえ楽しかった学園生活が、これからはきっともっと楽しくなる―――そんな予感が……いや、確信が俺にはあった。
「……これからもよろしくな、ミラ」
独り言のつもりで呟いた言葉だったが、どうやらバッチリ聞こえていたらしく。
「こちらこそ、改めてよろしくやで！！」
俺に向かって眩しい笑顔を向けてきた彼女に、俺も満面の笑みで応えるのだった。
第154話🦇既視感イメチェン→←第152話🦇姿の見えないあの子
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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます！！ そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…！！！ そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです！！！！この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…！！！！ (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…！！！ 喜んでいただけて何よりです！！ (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ！ (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…！！！(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年7月18日 13時
