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第147話🦇突撃イルマくん ページ4

*ミラ side*

クララを含めた4人に謎の説教をするアリスを横目に、アタシはイルマに尋ねる。

「んで、イルマはどこに入りたいん?」

「えっ」

アタシの問いかけが聞こえていたのか、アリスの説教から逃れてリードくんが話に入ってきた。

「それ気になってた! まー、そんだけ魔力あれば引く手数多(あまた)だよね」

「イルマくんていつも話題の中心だもんなー」

ジャズくんの言葉に、今までの校内新聞の内容などを思い出しながら納得する。

「……でも、目当てとかは特に___」

イルマが言いかけたその時、彼が右手の中指に付けている指輪が突然光り輝いた。

かと思えば、イルマの体が指輪に引きずられるように飛んでいく。

「イルマ様!?」

驚くアリスたちをよそに、アタシは真っ先にイルマの後を追って駆け出した。



ー*ー*ー*ー



飛んでいったイルマは……前方に居た、大きなリュックを背負った生徒と盛大にぶつかったらしく。

アタシが辿り着いた時には、なぜかイルマがその生徒の首を絞めようとしているような構図になっていた。

「いやそうはならんやろ!www」

まさかの光景を、アタシはいつもの癖でス魔ホに収める。

「わわわ笑い事じゃないよミラさん!;; あのっ、すみませ……死んでる!!

突然何を言い出すのかと驚いたが、見てみるとイルマに押し倒された生徒は口から吐血していた。

「イルマ…アンタ、ついに殺ってしもたんかぁ……」

「そ、そんなっ…僕はなんてことを……!」

面白いくらいにあわあわするイルマを内心で笑っていると、吐血していた生徒はハッとしてムクリと起き上がった。

なんや生きてたんかい。紛らわしッ。←

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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます!! そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…!!! そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです!!!!この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…!!!! (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…!!! 喜んでいただけて何よりです!! (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
- オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…!!!(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年7月18日 13時

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