第100話🦇ダンシング☆ウツ ページ5
*ミラ side*
それからあっという間に日は流れ、いよいよ処刑玉砲が間近に迫っていた。
「もうすぐ処刑玉砲本番やな！ 暴れるぞ〜♪」
「んふふっ、楽しみやんなぁ！」
「楽しみ！！」
本日も練習のため地下運動場にやって来たアタシたちは、来たる処刑玉砲に向けて盛り上がっていた。
「あー、そういえばやけど……」
練習用のボールが大量に入ったカゴを持ってくれていたトントンが、ふと思い出したように口を開く。
「大先生…結局あの後1回も練習来おへんかったな……」
「あー、確かに」
「恥ずかしいから1人で特訓してるんちゃう？ 大丈夫やって！ アイツはやると決めたらやる男＿＿＿」
シャオロンがドヤ顔で言いかけたその時、どこからともなく音楽のようなものが聞こえてきた。
「ん？ 何やこの音」
みんなと共に顔を向けると、そこには―――謎の機械でダンス(?)をするウツの姿があった。
その近くには、ショッピ先輩とチーノ先輩の姿も。
「んぐっほwwww」
「……？？」
「何やアレ楽しそう」
「何遊んどんのアイツ」
笑いを
四者四様の反応などつゆ知らず、ウツは先輩2人にヨイショされて調子に乗っていた。
「こないだのあの必死の訴えは何やったんや……」
「しょーもな……」と怒りを
「まぁ、本番まであと少し……まだわからんやろ。ほら…アイツ…やると決めたらやる男……やし？？？」
「急に自信を失くすなァ」
「んっふ……ww まぁ、ウツが成功しようが失敗しようがどっちにしろおもろそうやからええわw」
笑いすぎで出てきた涙を拭い、アタシはスッと立ち上がる。
「それより、めっちゃ気になるからあっち行ってきますわ。今日の練習はアタシ抜きってことで！」
「ハァ!? ちょッ、待てや……！ って……止めても無駄か」
すぐさま駆け出していったアタシを見て、シャオロンは諦めたように溜め息をこぼした。
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空文 晴霧(プロフ) - かりんとうさん» ありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書きたいとは思ってるんですよね…！！ 展開的にかなーーーり先の話になるかもしれませんが、いつか実現させたいと思います( *´꒳`* ) (2022年6月27日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - とてもおもしろかったです！少し図々しいですが私はミラちゃんの悪周期が見てみたいです！ホントに図々しいですがよろしくお願いします!!更新頑張って下さい!楽しみに待っています!! (2022年6月27日 20時) (レス) id: 58b8eec53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月31日 13時
