第107話🦇処刑玉砲、終了 ページ12
*ミラ side*
それから外野組と協力し、ギリギリBチームが勝つことができた。
「悔しいけど、お前らのチームの連携すごかったわ！」
クラスメイトたちに囲まれるアタシに、シャオロンがニッと笑ってそう言葉をかけてくる。
「んふふっ、ありがとさん。でも……今回の主役は、アタシやないよ」
アタシがふっと視線を向けた先には、独り座ってタバコを吹かすウツが。
「……そうやな」
スタスタとウツのほうへ歩み寄り、シャオロンはその隣にドカッと腰を下ろした。
それを皮切りに、みんなも
クラスメイトたちに囲まれて称賛されるウツを見つめて笑みをこぼしたその時、背後からブルシェンコ先生に声をかけられた。
「シュピーゲル」
「はい？」
振り向くと、先生はアタシに向かって握った拳を差し出してきていて。
「手を出しなさい」
「？？」
わけのわからないまま、アタシは言われた通り手のひらを差し出す。
すると―――“
「……………は」
「お前の行動を踏まえた上での昇級だ」
それだけ告げられたアタシは、自分の手のひらに載っている
……なんで＿＿＿。
「は〜…結局、俺も
ひとしきりウツに絡んで満足したのか、シャオロンがこちらにやって来た。
「あれ……なんかお取り込み中やった？」
アタシとブルシェンコ先生を見比べつつ、シャオロンはアタシのほうに寄ってくる。
「えッ……お前ッ、昇級したん!?!?」
シャオロンの驚きの声に反応し、クラスメイトたちが一斉に集まってきた。
「ホンマやん！！ “
「やったやんミラ！！」
「うっそぉ〜……結局ミラちゃんにええとこ持ってかれたん？」
トントン、ゾム、ウツの言葉に続き、シャオロンが笑いかけてくる。
「めっちゃ悔しいけどさすがやな！ 俺もやっぱ負けてられんわ！」
純粋にそう言ってくれたのであろうシャオロンは、アタシの顔を見つめてふと気付いたように告げた。
「ミラ……―――もしかして、嬉しくないん？」
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空文 晴霧(プロフ) - かりんとうさん» ありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書きたいとは思ってるんですよね…！！ 展開的にかなーーーり先の話になるかもしれませんが、いつか実現させたいと思います( *´꒳`* ) (2022年6月27日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - とてもおもしろかったです！少し図々しいですが私はミラちゃんの悪周期が見てみたいです！ホントに図々しいですがよろしくお願いします!!更新頑張って下さい!楽しみに待っています!! (2022年6月27日 20時) (レス) id: 58b8eec53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月31日 13時
