第816話🦇“感謝”の真意 ページ6
*ミラ side*
魔歴準備室を出て講堂に向かっていると、聞き覚えのある声が迫ってきた。
「あッ！！ ミラさーーーんッ！！！」
「あ、ロビンせんせ＿＿＿うわッ!?」
ものすごい勢いで駆け寄ってきたかと思えば、ロビン先生はアタシの体を持ってそのまま持ち上げてしまった。
「収穫祭お疲れ様！！ 準優勝したうえに昇級もしたんだって!?!? すごいよ“
「あはは、ありがとうございま〜す……」
先生らの中では小柄なほうやと思っとったけど、アタシを高い高いできるほどの力があるとは……やっぱ教師ってすごいわ。
なんて感心するアタシに気付く様子もなく、ロビン先生はストンとアタシを床に下ろして改めて向き合う。
「講堂中捜しても見つけられなかったから、学園内捜し回ったよ〜！ 会えて良かった！」
「あららぁ……なんかすみませんねぇ、無駄に動かせてしもたみたいで」
「ううんッ、気にしないで！ 僕が早く君を褒めてあげたかっただけだからさ！ なんたって僕は、君の師匠だからね！！」
胸を張って得意気にそう告げる彼に、自然と頬が緩む。
あ、そういえば……カルエゴ先生の話によると、ロビン先生がオチョを追撃したんやったっけ。
ホンマは、オトモダチを利用しやがったあの野郎を自分でぶちのめしてやりたかったけど……まぁその分、この
「……ありがとうな、先生」
「？ お礼なんていいのに〜！ 頑張った弟子を褒めるなんて、師匠として当然だよ！」
そういう意味でお礼言うたんやないけど……ま、ええか。
ふっと笑みをこぼし、アタシはロビン先生に向かって言う。
「それじゃ、講堂行きましょか！ めっちゃ頑張って疲れたし、美味しいもんたらふく食べたいです！」
「よーしッ！ 僕も弟子に負けないくらい食べるぞー！！」
妙に気合い充分のロビン先生に、
そんなアタシを見つめる彼は、どこか優しい顔をしていた―――。
第817話🦇打ち上げ会場にて→←第815話🦇見せられない“顔”
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空文 晴霧(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» ありがとうございます(*´˘`*) (3月25日 11時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 頑張れp(^-^)q (3月25日 11時) (レス) @page25 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 葵斗さん» コメントありがとうございます！ 頑張って書き続けていきますので、応援お願いします(*´▽｀*) (3月15日 18時) (レス) id: d259bd7f79 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - 遂に18まできたのか…応援しています、執筆頑張って下さい!!! (3月15日 18時) (レス) id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます！ マイペースな更新にはなってしまうかと思いますが、気長に見守ってやってください☺️ (1月5日 13時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2023年10月22日 18時
