第842話🦇戦場帰りの先輩 ページ33
*ミラ side*
ペイント先輩とシニー先輩と共にパーティーを楽しんでいると、不意に
「遅れてすまんッ！！」
「あッ、やっと来たぁ！」
駆け込んできたのは、袋？のような物を被っていて顔の上半分が隠れている男子生徒。
「紹介するねッ、ミラさん。俺らと同じ２年のトラゾー」
「やぁ、初めまして。キミのことはそこに居る2人からよく聞いてるよ。収穫祭準優勝、おめでとう！」
「ありがとうございますッ！」
気さくに握手を求められたので、喜んで応じたのだが……ふと、よく鍛えられたその腕に目が行ってしまう。
「あんさん、えらい鍛えてはりますなぁ。こんな正統派でガタイいい悪魔、周りにあんま
「あぁ。トラゾーは戦場経験者で、昔部隊に所属してたからね」
ペイント先輩の説明を聞き、アタシはギラリと目を輝かせた。
「戦場経験者……!?!? ハイハーイ！！ 戦場の刺激的なお話、ぜひ聞かせてくださいッ！！」
「おおうッ？ いきなりハイテンションになったね……？;;」
詰め寄るアタシに引き気味なリアクションをとるトラゾー先輩をよそに、他の2人は慣れたように口々と告げる。
「ミラさんはそういう
「それでこそミラさんですッ！」
苦笑するペイント先輩とグッと親指を立てるシニー先輩に、トラゾー先輩もつられるように笑みをこぼす。
「面白い悪魔だって、2人がやけに絶賛するから期待してたけど……確かにこれは、コイツらも気に入るわけだ」
納得したようにそうぼやき、トラゾー先輩は戦場での話をたくさんしてくれた。
ひと通り話が終わる頃には、トラゾー先輩は私に向かってこんなことを言って。
「戦場での話をここまで楽しそうに聞いてくれる悪魔、キミが初めてだよ」
こうしてアタシは、今日会ったばかりのトラゾー先輩とハチャメチャに仲良くなるのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» ありがとうございます(*´˘`*) (3月25日 11時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 頑張れp(^-^)q (3月25日 11時) (レス) @page25 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 葵斗さん» コメントありがとうございます！ 頑張って書き続けていきますので、応援お願いします(*´▽｀*) (3月15日 18時) (レス) id: d259bd7f79 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - 遂に18まできたのか…応援しています、執筆頑張って下さい!!! (3月15日 18時) (レス) id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます！ マイペースな更新にはなってしまうかと思いますが、気長に見守ってやってください☺️ (1月5日 13時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2023年10月22日 18時
