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第834話🦇大事な話 ページ25

*ミラ side*

医務室で騒ぎすぎたせいでブルシェンコ先生に怒られてから、アタシたちはそれぞれ帰路についた。

みんなと別れて自宅の前に来た瞬間、憂鬱な気持ちが一気に押し寄せてくる。

あ゛ー嫌や、帰りたくない。どうせ収穫祭についても褒めてくれるような身内やないし、さっさと話済ませて部屋行こ……。

重い気持ちを抱えたまま門の所に付いているチャイムを鳴らすと、秒でコラソンが出てきた。ハイスピードジジイめ……。←

「やっとお帰りになられたのですねお嬢様ッ!!」

「うるさい。疲れとるから、さっさと部屋行きたいねん。何か話あるんなら秒で済ませよ」

開けられた門をくぐりズンズンと進んでいくアタシに、コラソンはいつになく神妙な面持ちで言葉をかけてくる。

「……残念ながら、とても秒では済ませられないような大事なお話があるのです」

「あ?」

ジロリと睨むも、彼の表情は真剣な雰囲気を崩さなくて。

不機嫌丸出しで舌打ちしながらも、アタシはさっさと屋敷の中に入ってコラソンと向かい合った。

「んで、何やねん大事な話って」

「……実は、ミリア様のご容態が悪くなる一方でして……」

「!……あぁ、うん。せやろな」

―――母さんは、生まれつき体が弱い悪魔だ。死に直結するようなものではないものの、今まで当主として無理をしてきたツケが回ってきているのだろうことは目に見えてわかる。

父さんが天界に戻ってしもてから、悪化の一途(いっと)辿(たど)ってるみたいやし……父さんっつっても、アタシは顔も覚えてへんけど。

「まさか、命に関わるとか言わへんよな……?」

眉をひそめながら尋ねると、コラソンは首を横に振った。

「いえ、そういうわけではないのですが……このまま無理を続ければ、いずれ危うくなってしまうやもしれません。……そこで、お嬢様。




―――――貴女様に、正式に当主の座を引き継いでいただきたいのです」





…………………………は?

第835話🦇迫られる、奪われる→←●オリキャラ 設定●



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空文 晴霧(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» ありがとうございます(*´˘`*) (3月25日 11時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 頑張れp(^-^)q (3月25日 11時) (レス) @page25 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 葵斗さん» コメントありがとうございます! 頑張って書き続けていきますので、応援お願いします(*´▽`*) (3月15日 18時) (レス) id: d259bd7f79 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - 遂に18まできたのか…応援しています、執筆頑張って下さい!!! (3月15日 18時) (レス) id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます! マイペースな更新にはなってしまうかと思いますが、気長に見守ってやってください☺️ (1月5日 13時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年10月22日 18時

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