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第824話🦇謎の4文字 ページ14

*ミラ side*

楽しい打ち上げも終わり―――シャオロンが目覚めるまで医務室で待つというみんなといったん別れて、アタシは中庭へと向かった。

「お待たせ、入間」

「あっ、ミラさん!」

先にベンチで待っていた入間の隣に腰掛け、アタシは早速本題を切り出すことに。

「話ってのは……あんさんが、クララやリードくんと一緒に“伝説の(レジェンド)リーフ”を咲かせた時のことでさ。実はアタシ、偵察用(ミラー)で魔獣探ししてる時に偶然そのシーン目撃してたんよ」

「そ、そうだったの!?」

「おん。……んで、(ミラー)越しに見た光景なんやけど…アンタの背後に、消失の魔王・デルキラ様が現れたように見えてさ」

「っ!! デルキラ……」

何か思い当たる節があったのか入間は目を見開き、しばし考えてから口を開く。

「……確かにあの時…黒い煙に混じって、気配と声がしたような……」

「やっぱり!? んで、何て言われたん?」

食い気味に尋ねると、入間は若干身を引きつつも答えてくれた。

「えっと…―――『おまえか』、って……」

「おまえか……??」

さ、さすがにその4文字から真の意味を推測するのはキツイな……;;

「まぁ、アタシもデルキラ様については詳しくないけど…評判のええ魔王やったって聞くし、危ないことは無い…と思うけどなぁ……」

いかんせん彼についての詳細が不明なため、確かなことは言えない。

ただまぁ、アレがホンマにデルキラ様なんかはまだ確信できへんかな……消失の魔王がフッと現れてまたフッと消えるとか、ぶっちゃけ意味わからん。

「……まぁ、もし何かあったら言うてな。といっても、身近にサリバン様たちが()るから大丈夫やとは思うけど……」

「うん、ありがとう」

ひとまず本題は終わったものの、もう1つ用件があったことを思い出し、アタシは“ある物”をポケットから取り出した。

第825話🦇入間の決意→←第823話🦇伝えたい言葉



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空文 晴霧(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» ありがとうございます(*´˘`*) (3月25日 11時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - 頑張れp(^-^)q (3月25日 11時) (レス) @page25 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 葵斗さん» コメントありがとうございます! 頑張って書き続けていきますので、応援お願いします(*´▽`*) (3月15日 18時) (レス) id: d259bd7f79 (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - 遂に18まできたのか…応援しています、執筆頑張って下さい!!! (3月15日 18時) (レス) id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます! マイペースな更新にはなってしまうかと思いますが、気長に見守ってやってください☺️ (1月5日 13時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年10月22日 18時

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