第735話🦇楽しい鬼ごっこ ページ19
*ミラ side*
新魔術がバッチリ決まって上機嫌になっていると、ふと少し離れた所から明らかな殺意を感じて振り向いた。
そこには……顔面にべっとりとペイントスライムを付けた、ラッダァ先生が。
「ミ〜〜ラぁ〜〜〜????」
「あ、ヤッべ」
どうやら、ランダムで仕掛けた〖
本能的に身の危険を察知したアタシは、チーノ先輩へ別れの挨拶をする暇も無く全速力で駆け出した。
「待てやこの悪ガキ〜〜〜ッ!!!」
「待てと言われて待つ悪ガキはいませ〜ん!!w」
おどけながらも、逃げる足だけは本気で動かす。
「てかなんでアタシが犯人やってわかったんですか〜!?」
「目の前にいきなり現れた鏡からペイントスライム飛び出してくりゃ、ピンとくるに決まってんだろうがぁ〜!?!?」
「なーるへそ☆」
ま……犯人バレしたほうがこーんなおもろい展開になるし、結果オーライってことで?
「待ちやがれ〜〜〜!!!!」
「ヘイヘイ青い鬼さん、こっこまっでおーいで〜!!www」
思いっきり挑発してやると、ラッダァ先生はさらに加速して突っ込んできた。
「何その速さこっわ!! 〖
「さ〜て……どうだろうなぁ〜??」
アカン、これはガチで逃げんと殺られるやつ……………ヤバイちょー楽しい!!!!!←
家系能力も駆使しつつラッダァ先生から全力で逃げ続けていると、不意に校内が真っ暗になった。
「何だ……? 停電?」
ラッダァ先生が足を止めた雰囲気を感じ、アタシもその場に立ち止まって様子を確認する。
これは……停電というより、照明だけピンポイントで落ちてる?
なーんか気になるな……ちょっと探ってみるか〜♪
「それじゃあラッダァ先生、楽しい楽しい鬼ごっこはここまでということで☆」
「あッ、おいこら待てミラ!! って、暗くて何も見えねぇ〜!!;;;」
ラッダァ先生が暗闇で立ち往生している間に、アタシはその場から離れつつこの暗闇の元凶を探ることにした。
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空文 晴霧(プロフ) - ぎおののーとぱそこんさん» コメントありがとうございます! アズくんとの絡みは私もめちゃくちゃ楽しんで書いてます(笑) ファンクラブ立ち上げましょう!!\( `꒳´ )/ これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月7日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぎおののーとぱそこん - 二回目のコメント、別機種から失礼します〜ミラちゃんと魔主役もやが、魔入間たち(とくにアズ君)の絡みが…神…。ミラちゃんと我々怪盗団…最高っす…悪魔ミラちゃん、性格が素晴らしい…ミラちゃんファンクラブ立ち上げたいっすわ…。陰ながら更新応援してます!! (2023年4月7日 3時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!! ギャップの女・ミラちゃんですからね( *¯ ꒳¯*) 収穫祭編も気合いを入れて書きましたので、皆様にお披露目できる日が私も楽しみです(*´∀`*) (2023年3月27日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 収穫祭で悪周期ミラさんが見れるのでは?と期待をしております!ミラさんの無邪気さと悪魔らしさのギャップでいつも心揺れてます〜!更新頑張って下さい! (2023年3月27日 15時) (レス) @page10 id: 925a09eca2 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» ありがとうございます!! どんどん匂わせていきますので、ご期待ください( *¯ ꒳¯*) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年3月17日 19時