第748話🦇同類との出逢い ページ32
*ミラ side*
本日はエミ兄やんの魔術講座も休みのため、アタシは図書館にて収穫祭に向けての勉強をすることにした。
収穫祭で
えーっと、シチロウ先生オススメの魔植物図鑑は……………おッ、あったあった。
お目当ての本を発見し、手を伸ばした……その時。
「「あ」」
横から伸びてきた別の手とバッチリ当たってしまい、思わず声を漏らして顔を向ける。
そこには、メガネをかけた大柄な男子生徒が立っていた。
戸惑ったように固まる彼に、アタシはニパッと笑みを浮かべて声をかける。
「もしかして、この本読みたかったんです? お先にどーぞ」
「あ、いや……この本は、君が読むといい。私は、別の本もあるから……」
その言葉通り、彼の手にはたくさんの本が抱えられていた。よく見ると、ソレらはどれも魔獣や魔植物に関する書物で……。
「……もしかして、あんさん1年生? 収穫祭に向けて勉強中?」
試しにそう言ってみると図星だったらしく、彼は少し驚いたように目を見開いた。
「あ、ああ……それが何か?」
「あぁいや、アタシもおんなじやな〜っと思って。……ね、よかったら一緒にお勉強せえへん? この本も、一緒に見たら2人同時に知識を得られるやん!?」
例の魔植物図鑑を手に取ってそう言うも、彼は渋って。
「いや、1人で勉強したほうが集中できると思うんだが……」
「それはあんさんが1人で勉強したことしかないからちゃいますの? 試しに2人でやってみよーや! アタシ、とっておきの勉強場所知ってるんよ♪」
「お、おい……!?」
強引に彼の背を押し、貸出処理を済ませてからアタシは“あの場所”へと向かった。
ちょうど1人で勉強するのに退屈してたとこやし、ええ気分転換になるかもな〜♪
第749話🦇とっておきの場所→←第747話🦇シュレディンガーモザイク
102人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - ぎおののーとぱそこんさん» コメントありがとうございます! アズくんとの絡みは私もめちゃくちゃ楽しんで書いてます(笑) ファンクラブ立ち上げましょう!!\( `꒳´ )/ これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月7日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぎおののーとぱそこん - 二回目のコメント、別機種から失礼します〜ミラちゃんと魔主役もやが、魔入間たち(とくにアズ君)の絡みが…神…。ミラちゃんと我々怪盗団…最高っす…悪魔ミラちゃん、性格が素晴らしい…ミラちゃんファンクラブ立ち上げたいっすわ…。陰ながら更新応援してます!! (2023年4月7日 3時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!! ギャップの女・ミラちゃんですからね( *¯ ꒳¯*) 収穫祭編も気合いを入れて書きましたので、皆様にお披露目できる日が私も楽しみです(*´∀`*) (2023年3月27日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 収穫祭で悪周期ミラさんが見れるのでは?と期待をしております!ミラさんの無邪気さと悪魔らしさのギャップでいつも心揺れてます〜!更新頑張って下さい! (2023年3月27日 15時) (レス) @page10 id: 925a09eca2 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» ありがとうございます!! どんどん匂わせていきますので、ご期待ください( *¯ ꒳¯*) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年3月17日 19時