第729話🦇気分上昇 ページ13
*ミラ side*
「それにしても……すごかったです、さっきの」
「さっきの……って?」
「僕に拳をクリーンヒットさせた奴を蹴り飛ばしたことですよ! あんなに鋭い蹴り、生徒会長にも引けを取らないくらいすごかったです!!」
興奮した様子で語り出したチーノ先輩に、アタシは驚きつつも耳を傾ける。
「何ていうか……ミラさんって、家系能力を使ってるイメージが強くて。だけど、純粋な体術もハイレベルだって目の前で思い知らされて……やっぱりすごい
笑顔で褒めてくれるチーノ先輩に、嬉しくなって自然と笑みがこぼれてしまう。
そっか……シチロウ先生との特訓の成果、ちゃんと出せてるんやな。
しばらく特訓できひんのは退屈やけど……その分、今ある力を最大限活かそう。それが、今アタシにできることや。
「……ありがとうございます、先輩」
「そんなそんな! 僕はホントのこと言っただけで、お礼を言われるようなことは……!」
「いえ。……おかげで、ちょっと気分アガりましたんで♪」
ニヒッとそう笑いかけると、チーノ先輩は不思議そうにしつつも笑い返してくれた。
「よくわかりませんけど……ミラさんが楽しそうで、僕も嬉しいです!」
そんな他愛のない会話をしているうちに、お馴染みのドアの前まで辿り着いていて。
「ん……なんか騒がしいですね」
「アイツら…
自分が先ほどお悩み相談のせいで大変な目に遭っていたからか、チーノ先輩は怒った様子でドアを勢い良く開け放った。
「おいお前らぁ!! 遊んどる暇があったら
「そーだそーだ〜w」
面白そうだったのでチーノ先輩に便乗して入室すると、何やらテレビを見ていたらしいみんなが一斉にこちらを向いた。
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空文 晴霧(プロフ) - ぎおののーとぱそこんさん» コメントありがとうございます! アズくんとの絡みは私もめちゃくちゃ楽しんで書いてます(笑) ファンクラブ立ち上げましょう!!\( `꒳´ )/ これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月7日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぎおののーとぱそこん - 二回目のコメント、別機種から失礼します〜ミラちゃんと魔主役もやが、魔入間たち(とくにアズ君)の絡みが…神…。ミラちゃんと我々怪盗団…最高っす…悪魔ミラちゃん、性格が素晴らしい…ミラちゃんファンクラブ立ち上げたいっすわ…。陰ながら更新応援してます!! (2023年4月7日 3時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!! ギャップの女・ミラちゃんですからね( *¯ ꒳¯*) 収穫祭編も気合いを入れて書きましたので、皆様にお披露目できる日が私も楽しみです(*´∀`*) (2023年3月27日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 収穫祭で悪周期ミラさんが見れるのでは?と期待をしております!ミラさんの無邪気さと悪魔らしさのギャップでいつも心揺れてます〜!更新頑張って下さい! (2023年3月27日 15時) (レス) @page10 id: 925a09eca2 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» ありがとうございます!! どんどん匂わせていきますので、ご期待ください( *¯ ꒳¯*) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年3月17日 19時