【魔主役】鏡使いの悪魔学校生活:VOL.15【魔入間】

第698話🦇孤独でなくなった“脅威” ページ30

*ミラ side*

本日の放課後はロビン先生との特訓が入っているので、いつもの場所(学園敷地内の森)へと向かっていた。

その途中、廊下の一角から何やら爆発音が聞こえてきたので足を運ぶと……そこには、見知った悪魔たちが居て。

「あれ、シャオ氏にゾムさんやん。なーに暴れてんの〜？」

「おー、ミラか。今な、クラスの奴らのエ ロゲ奪った連中をゾムがシバいてん」

「エ ロゲ、て……うちのクラスにはエ ロ小僧しか居(お)らんのか」←

呆れつつツッコむアタシに、シャオロンが「まぁまぁ」と肩に手を置いてきながら告げる。

「ほら見ろよ。未だにクラスメイトから怖がられていたあのゾムが、エ ロゲをキッカケに仲良くなってるぜ……オトモダチとして喜ばしいことやろ？」

シャオロンの指差した先では、確かにゾムとクラスメイトたちが楽しそうに話していた。

嬉しそうに盛り上がるゾムを見つめ、アタシはふっと笑みをこぼす。

「確かに……一理あるな」

微笑ましい気持ちになりつつも、1つ思ったことがあり続けて口を開く。

「にしても……ゾムの奴、前聞いた時はエ ロゲやるなんて一言も言うてへんかったのに」(第254話参照)

「いやぁ〜、そりゃお前アレやろ。気になる子にそんな性癖言えるわけ＿＿＿おわァ゛ッ!?!?」

何か言いかけたシャオロンに向かって小さめな爆弾が飛んできて、彼は見事爆発し吹っ飛んだ。

第699話🦇好きに変わりナシ→←第697話🦇趣味嗜好は尊重すべし

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す