検索窓
今日:2 hit、昨日:38 hit、合計:28,560 hit

第691話🦇非合理な目的 ページ23

*ミラ side*

ロボロの提案に疑わしそうな3人だったが、ロボロがベラベラと長ったらしく言いくるめて結局指示に従うことに。ちなみにロボロくんの長話は、1文字たりとも記憶にございません。←

「話長いねん…彼女できたこと無いくせに……」

「話の長さと彼女の有無は関係あらへんやろがい!!!」

アタシの独り言を耳ざとく拾っていたロボロが大音量でツッコんでくるので、耳を塞いで知らんぷりをしておいた。

そうこうしているうちに、3人によるミイちゃん攻略は進んでいったのだが……。


「はぁぁぁ〜〜〜〜ッ、ミイちゃんカワイイ〜〜〜〜ッッ♡♡」

ゲーム画面の中のミイちゃんの1枚絵?を見たロボロが、明らかに態度を豹変させた。

「これですよこれ!! 気が強くてワガママな性格と思わせておいてからのこのギャップ!! 見てくださいよこの子こんな素直に笑うんですよそう本当は無邪気で優しい子なんです!! それに高貴な身分にもかかわらず庶民の食文化を否定せず受け入れ肯定する―――」

突然熱弁を繰り広げるロボロを見て、アタシは呆気(あっけ)にとられつつ納得する。

珍しく非合理的なことに首突っ込むなと思ってたけど……コイツ、自分の女(お気に入りヒロイン)を布教したかっただけや!!!(確信)

他の3人もロボロの思惑に気付いたらしく、明らかに敵意の込もった眼差しをソイツへ向けている。

「俺たちの好みを差し置いてあの野郎」

「ああ…実に気にくわない……」

イライラする3人に気付いた様子も無く、ロボロは満面の笑みで告げる。

「どうですか皆さん!! ミイちゃんのこと、好きになってきたでしょ?」

「「「ア゛??」」」

わーお、これはギスギスしてきましたなぁ〜w

ロボロのおかげでより面白くなりそうな予感を察知し、アタシはいそいそとス魔ホを構え直すのだった。

第692話🦇妨害の矛先→←第690話🦇団結不可?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
133人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございます!! これからも頑張ります(*´∀`*) (2023年2月13日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
バー子 - 面白いお話、いつもありがとうございます!!応援してます!! (2023年2月13日 21時) (レス) @page12 id: ca2116eb16 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» コメントありがとうございます!! サバト編、ぜひお楽しみください( *¯ ꒳¯*) 11巻のutくん活躍シーンも私なりに描かせてもらってるので、いずれお目見えするのが楽しみです(´∀`) (2023年2月4日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 続編(15)おめでとうございます!!ミラちゃんいいですねえ!好き(告白)サバト編だから、あのemさんが見れるのか!wktkてか、そろそろで11巻のut活躍回が来るがミラちゃんは見るのかな?見たら大興奮だろうなぁ、これからも無理せず頑張ってください!!応援してます! (2023年2月4日 14時) (レス) @page1 id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年2月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。