第628話🦇受け入れてくれるヒト ページ8
*チーノ side*
突如現れたグルッペンがチャバンちゃんとエーミールを連れて逃げ去り、俺は団員たちにもみくちゃに称賛されていた。
そんな中、ずっとショッピの隣で一連の流れを傍観していた彼女が―――いつの間にやら下りてきて、俺のほうへ突撃してきた。
「チーノせんぱーーーい!!!」
「えッ、ミラさッ……うわぁぁぁ!?!?!?!?」
思いもよらない勢いで飛びつかれてしまい、耐えきれずその場に倒れ込んでしまう。
状況が理解できず混乱する俺だったが、続けざまに起こった出来事に一気に覚醒した。
「こんな超おもろい展開見せてくれるなんてッッ……さっすがアタシの自慢の先輩やわ!!」
嬉しそうにそう言いながら、ミラさんは俺を思いっきり抱き締めたのだ。
想い
しかし、それと同時に“ある感情”が芽生えて。
「ミ、ミラさん…あの、俺……」
純粋に喜んでくれている彼女を見ていると、無性に罪悪感が湧き上がってしまう。
新・我々
「……あ、もしかして気にしてます? 今回、裏切ったように見せかけたこと」
まるで俺の内心を読んだかのごとく、ミラさんはあっけらかんとそう口にする。
「そ、それは……」
「もしそうなら、なーんにも気にすることありませんで! まぁ確かに、最初はガチで裏切られたと思ってショックでしたけど……でもそれってつまり、アナタはこのアタシさえも騙してみせたってことでしょ?」
その言葉に、俺はハッとして彼女を見つめる。
「自分より強い相手であるこのアタシを、アナタは見事騙しきったんです。それって、すっごくワクワクしません?」
まるで自分のことのように楽しげに笑いながらそう言った彼女に、俺は少し考えてから答えた。
「……確かに、そう考えるとちょっとだけ興奮しますね。でも、やっぱり……―――大好きなアナタは、騙すより笑顔にしたい…のほうが大きいですかね!」
正直な答えを出すと、ミラさんはキョトンとしてすぐにふはっと吹き出した。
「んふふっ、そういう優しいチーノ先輩もええと思いますよ♪」
満面の笑みでどんな俺でも受け入れてくれる彼女に、また一層強く心
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空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» およよ??( ^ω^ ) (7月17日 14時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - およ?ジョニーパイセン??? (7月17日 14時) (レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» ありがとうございますー!! 察していただけて嬉しいです(*´▽`*) マイペースに書き進めていきますので、どうぞよろしくお願いします! (2023年1月2日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 14作目(続編)おめでとうございます!!本当、マジで大好きですッ!!前回の後書きで書いてあったオリオンさんのやつは本とかなんやらでなんとなくあれ、emさんでは?となっていました!(笑)無理せず更新頑張ってください!! (2023年1月2日 16時) (レス) id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 白黒ぐも。さん» こちらこそ、コメントしていただきありがとうございます! 引き続き楽しんでってください(*´∀`*) (2023年1月2日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年1月1日 19時