第658話🦇ストーカーの正体 ページ38
*ミラ side*
「……ん?」
偵察用
「ロボロ……?」
なんかロボロの奴、シャオロンとウツを引き連れて学園中歩き回ってるけど……。
……………超怪しいな??(確信)
「なーなー、バチ姉。
ロボロを映す偵察用
「おー、ソイツだソイツ。オレンジのチビ助」
「あれまぁ、すごい偶然。コイツ、アタシんとこの団員なんですよ」
「そうなのか? オメーの仲間、随分といい趣味してんな」
「まぁコイツのことやから、悪意は無いと思うんですけど……大方、アナタのファンで追っかけてるだけでしょ」
真相は後で本人に聞くつもりやけど……多分、大した理由とちゃうやろな。
そんな予想をしていると、バチ姉がおもむろに腰を上げた。
「ちなみに、そのチビ助今どこに居るかわかるか?」
「そうですね…周りの景色から察するに、この下の森ん中やと思いますけど……」
「そうか」
前に出てしばし森を見下ろしていたバチ姉は、不意に愛用の弓矢を生み出して構えた。
「見つけたぜ……」
どうやらロボロを発見したらしく、バチ姉は以前アタシに見せてくれたように「ばちっこんっ!!」と矢を放った。
「ヒュ〜、お見事♪」
〖双子の鏡〗を通して見えたのは、頭に載せていたジュース缶を見事打ち抜かれて倒れ込むロボロの姿。
「今日はこれくらいで勘弁してやらァ」
ロボロが居るほうを見下ろしながらそう言い、バチ姉はアタシのほうを向く。
「ミラ、お仲間に忠告しときな。これに懲りたら二度とあッチを
「はーい♪」
おもろそうやし、ロボロの様子見に行ったるかな……ん?
なんかロボロの奴、ぬいぐるみ拾ってる……?
「あ? そのぬいぐるみ、あッチのじゃねぇか」
アタシの持っている〖双子の鏡〗を覗き込んでそう言ったかと思うと、バチ姉は翼を広げてロボロのほうへ飛んでいってしまった。
「……アタシも追いかけよ〜」
ロボロに話も聞きたかったし、ちょうどいいと思いアタシも彼女の後を追って飛び立った。
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空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» およよ??( ^ω^ ) (7月17日 14時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - およ?ジョニーパイセン??? (7月17日 14時) (レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» ありがとうございますー!! 察していただけて嬉しいです(*´▽`*) マイペースに書き進めていきますので、どうぞよろしくお願いします! (2023年1月2日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 14作目(続編)おめでとうございます!!本当、マジで大好きですッ!!前回の後書きで書いてあったオリオンさんのやつは本とかなんやらでなんとなくあれ、emさんでは?となっていました!(笑)無理せず更新頑張ってください!! (2023年1月2日 16時) (レス) id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 白黒ぐも。さん» こちらこそ、コメントしていただきありがとうございます! 引き続き楽しんでってください(*´∀`*) (2023年1月2日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年1月1日 19時