第654話🦇従弟の弟子 ページ34
*バチコ side*
ある日あッチは、ロビーにせがまれてコイツの“弟子”をひと目見ることになった。
「おいロビー……このあッチを呼びつけたからには、よっぽどデキる奴なんだろうなァ？」
「ふっふっふ……心配しなくていいよッ、姉ちゃん！ なんたって、僕自慢の弟子だからね！！」
やけに自信ありげのロビーに付いて向かった先には、収穫祭でも
「……オイ、なんでこんなとこにコイツら居んだ」
「コレは装置で見せてる幻覚だから安心して！ 実体は無いけど性質は完全再現してるんだよ！ その上、倒した感覚も本物と寸分
「機械自慢じゃなくて弟子自慢しろよ」
白い目でツッコむと、ロビーは「そうだった！！」と思い出したようにある一点を指差した。
「ほら、あそこッ！ あそこに居るのが、僕の2人目の弟子であるミラさんだよ！」
ロビーの示すほうには、1人の女悪魔が居た。
その横顔を見て、本能的にゾッとしてしまう。
魔獣(の幻覚)を見据えるソイツの顔は……ひどく
しかし、今アイツの集中力がいかほどのものか……あッチには、ひと目見ただけでわかる。
「一点……集中！！」
そう叫ぶと同時に、ソイツは生み出した鏡を1枚放った。
ソレは魔獣の1匹を的確に切り裂き、その一撃で魔獣は倒れ伏す。
残った魔獣に対しても、ソイツはたった一撃で攻撃し……全て、1発で仕留めていた。
「あはっ……♪ 最ッッ高……！！！♡♡」
自らの一撃で倒れ伏した魔獣たちを見つめるその顔に……あッチは、他でもないロビーの面影を重ねた。
そして何より……そんな“絶望”を形にするだけの、圧倒的集中力。
「……アイツ、あんだけ集中力あんなら弓使いになれるんじゃねぇのか？」
「僕もそう思って、前に1回弓を使わせてみたんだけど……やっぱり扱い慣れた攻撃方法のほうが良いらしくって、断念されちゃった」
「そうか……」
ロビーの話を聞きつつ、あッチは“ミラ”というらしい鏡使いをジッと見つめた―――。
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空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» およよ？？( ＾ω＾ ) (7月17日 14時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - およ？ジョニーパイセン？？？ (7月17日 14時) (レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» ありがとうございますー！！ 察していただけて嬉しいです(*´▽｀*) マイペースに書き進めていきますので、どうぞよろしくお願いします！ (2023年1月2日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 14作目(続編)おめでとうございます！！本当、マジで大好きですｯ！！前回の後書きで書いてあったオリオンさんのやつは本とかなんやらでなんとなくあれ、emさんでは？となっていました！(笑)無理せず更新頑張ってください！！ (2023年1月2日 16時) (レス) id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 白黒ぐも。さん» こちらこそ、コメントしていただきありがとうございます！ 引き続き楽しんでってください(*´∀｀*) (2023年1月2日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2023年1月1日 19時
