第440話🦇使い魔たちの絆 ページ11
*ミラ side*
「さてと、トントンから任されたことやし……責任持って、あんさんらを送り届けたりまっせ」
デビルポークたちにニヒッと笑いかけてから、アタシはポケットからとある物を取り出す。
「出ておいで、ウーモ！」
とある物――使い魔召喚シール(ミニ)を手の甲に貼ってその手を挙げ、アタシは自分の使い魔を召喚した。
「詳しい状況説明は省くけどな、ウーモ。アンタには、どっかに逃げていったシャオロンとショッピ先輩を捜してもらいたくて＿＿＿」
すぐさま彼へ指示を出そうとしたのだが、なぜかウーモは傷持ちデビルポークへと飛びついた。
「プギィ!?!?」
「ウーモ!? どうしたん!?」
初対面の悪魔にも魔獣にも懐かんウーモが、初めて会った相手にここまで気を許すなんて……。魔獣仲間で懐いてる相手なんか、それこそトンくらいしか―――。
「……………え」
あぁ……なんで、その可能性を考えんかったんやろ。
「……そっか、そうやったんやね」
ウーモに抱きつかれてベロベロと舐められまくっている傷持ちデビルポークへ向けて、アタシはそっと手を伸ばす。
「アンタが―――トン、やったんやな」
「プギッ……！」
図星だと言わんばかりにひと鳴きした彼を、アタシは優しく撫でてやる。
「まったく……なんで素直にご主人に伝えへんかったん？ トントンの奴、あんさんのことめっちゃ心配してたんやで？」
「……………」
押し黙る傷持ちデビルポーク――改めトンに、アタシはふっと苦笑をこぼす。
「ま、アンタにはアンタなりの事情がいろいろあったんやろ。深くは聞かんよ」
トンにそう言ってから、アタシは自分の使い魔へと声をかける。
「ほら、ウーモ。大好きなトンと再会できて嬉しいんはわかるけど、仕事はしてもらうで」
ピクッと反応したウーモは、すぐさまトンから離れてアタシの目の前までやって来た。
《何なりとご命令を、我が主》
雰囲気を一変させて
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀｀*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます！！ (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年10月5日 21時
