純愛８ ページ11
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お礼を言おうと思い顔を上げると、同じ高校の制服を着ているよく見知った人………
鬼道先輩だった
びっくりして固まっていると、大丈夫か？と声を掛けられる
なんだか、昨日のデジャブを感じたのは気にしないでおこう
｢や、あの、ありがとうございます｣
｢危なかったな……近くに居たのが俺でよかったが、気を付けた方がいい｣
｢は、はい……すみません｣
軽く注意され落ち込んだ私を見かねてのことなのか
鬼道先輩は困ったように笑って、私を隅の方へ移動させてくれた
｢そんな顔をするな。何も怒っている訳では無い｣
｢あ、りがとうございます……っ｣
な、何なんだこの状態
隅の方へ移動させてくれたのはいいものの
傍から見れば所謂壁ドン状態になっている
｢きっ、鬼道先輩｣
｢どうした？｣
｢………やっぱり大丈夫です！｣
気を遣われていることに少し恥ずかしくなってきて、声を掛けようと鬼道先輩を見上げたけど
｢(ち、近すぎる……っ！！)｣
顔を上げると、あと数センチのところに鬼道先輩の顔
鬼道先輩の方が背が高いので、声を掛けると必然と見下ろされる形になる
………少女漫画やドラマで見ている分にはときめくけれど、実際にされると緊張の方が勝ってしまって、それどころではない
｢……おい｣
｢はいっ！？｣
｢降りるぞ｣
｢えっ…やっ、待ってくださっ…！｣
そんな私は学校の最寄り駅に着いたことに気付かずに
鬼道先輩に手を引っ張られながら電車を降りた
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うさぎ(プロフ) - 初めまして うさぎともうします。作品とても良かったです！もしよろしければまた更新してくれませんか？続き気になります！お願いします！ (2021年12月12日 22時) (
レス) @page29 id: a8cf73126b (このIDを非表示/違反報告)
みろさと(プロフ) - ゆっかりんさん» ありがとうございます！可愛くかけていますかね？|ω･`)頑張ります(泣) (2019年10月6日 12時) (レス) id: e525b03525 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっかりん - このお話の夢主さんめっちゃ好き！！このお話自体も大好きなので、更新頑張ってください(≧∇≦)応援してます！！ (2019年10月6日 0時) (レス) id: ae7ac3265c (このIDを非表示/違反報告)
みろさと(プロフ) - 優さん» ありがとうございます…！励みになります(泣) (2019年6月29日 22時) (レス) id: e525b03525 (このIDを非表示/違反報告)
優 - めちゃくちゃおもしろい！ 投稿ファイト！ (2019年6月29日 3時) (レス) id: 2408924f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろさと | 作成日時：2019年5月20日 19時
