純愛１９ ページ22
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落としてしまった書類を拾いながら、赤いであろう顔を隠す
手が少し当たっただけで驚くなんて、絶対変な人だと思われたよね……
電車で偶然会った時にも大袈裟な反応したもん。
なんでだろう……こんなに動揺するなんて
｢…｣
｢鬼道くん？｣
｢…あぁ、すぐに片す｣
｢ありがとう。話が早くて助かるわ｣
ぼーっとしている間に、私が落としてしまった書類をさっと受け取り、目を通し始める
私がしっかりしないといけないのに……これじゃ任せっきりになってしまいそうだ
｢鬼道先輩、そっちに印鑑押します｣
｢頼む｣
簡潔に答えた鬼道先輩は、私の方へと書類を回してくれる
流石は鬼道先輩＿＿＿
何枚もある書類に、一気に目を通していく
｢基本的には、書類に目を通す作業をしてもらうわ。それと、ボランティア活動のチラシを製作したり、積極的に参加したりね｣
｢了解です！｣
｢いい返事ね｣
そう言いにこりと笑う夏未ちゃん。
夏未ちゃんがいない間、頑張らなきゃ。
改めてそう思った
.
｢だいぶ慣れてきたようね｣
｢いえ…！まだまだです｣
｢謙虚ね。…でも明日には行かなくちゃならないわ｣
そう言いながら、机の上に飾ってある……恐らくFFI優勝の時の写真を手に取る。
早いもので、もう夏未ちゃんが発つ前日
なんだかんだ言いながらも、雷門の皆のことが大好きなんだよね。
｢ドイツで学んだこと聞かせてね｣
｢勿論。進捗報告も待ってるわ｣
｢うん！あと夏未ちゃん、聞いておきたいことが｣
｢何かしら｣
｢夏未ちゃんって……
＿＿＿＿＿円堂先輩のこと、好き？｣
｢なっ…！？｣
少しばかり意地の悪い顔で言ってみると、わかりやすく写真を真下に落とす夏未ちゃん
なんとなく、夏未ちゃんの円堂先輩を見る目が他の皆とは違う気がして。
｢何かしでかさないか心配なだけよ｣
｢はぐらかさないでも…｣
｢事実よ！それはそうと上条さんは……｣
肝心なところで不器用なのは変わってないんだな。
そんなことを思っていたら
何やら意味深な笑みを浮かべて私を見る夏未ちゃん
｢なんですか…？｣
｢……やっぱり辞めておくわ｣
｢え！？｣
｢その内わかるわよ｣
問い詰めても結局答えてくれずに
今日はもう終わりにしましょう、とだけ言い、生徒会室を後にした
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うさぎ(プロフ) - 初めまして うさぎともうします。作品とても良かったです！もしよろしければまた更新してくれませんか？続き気になります！お願いします！ (2021年12月12日 22時) (
レス) @page29 id: a8cf73126b (このIDを非表示/違反報告)
みろさと(プロフ) - ゆっかりんさん» ありがとうございます！可愛くかけていますかね？|ω･`)頑張ります(泣) (2019年10月6日 12時) (レス) id: e525b03525 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっかりん - このお話の夢主さんめっちゃ好き！！このお話自体も大好きなので、更新頑張ってください(≧∇≦)応援してます！！ (2019年10月6日 0時) (レス) id: ae7ac3265c (このIDを非表示/違反報告)
みろさと(プロフ) - 優さん» ありがとうございます…！励みになります(泣) (2019年6月29日 22時) (レス) id: e525b03525 (このIDを非表示/違反報告)
優 - めちゃくちゃおもしろい！ 投稿ファイト！ (2019年6月29日 3時) (レス) id: 2408924f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろさと | 作成日時：2019年5月20日 19時
