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「あれ？海人？帰ったんじゃなかったの？」
「神･･･俺･･･どうしよう･･･。」
するとそこに神がやって来て、俺を見付けて声を掛けてきた。
「え？何々？どうしたの？え？泣いちゃうの？ちょっと待って？あ、こっち来て？」
自分でも分かる位目にいっぱい涙を溜めた俺を見て神が焦り出す。
そして神は空いていた部屋に俺を連れて入ってソファに座らせた。
「ちょっと待っててね？」
そう言うと部屋を出ていき、暫くしてから戻ってきた神｡
「はい、これ。」
神が居ない間に泣き捲った俺に、自動販売機で買ってきてくれたのだろう温かいココアを差し出した。
「ありがと･･･。」
それを受け取り、一口口にした。
「おいし･･･。」
「少しは落ち着いた？」
「ん。」
涙をティッシュで優しく拭ってくれる神と、温かくて甘いココアが俺の心を少しだけ癒してくれた。
「廉の事？」
「うん･･･ほんと･･･俺ってば一体何しちゃったんだろう。あんなに廉の事怒らせるなんて･･･。」
「心当たり無いんだ？」
「うん。訊こうとしたら余計に怒らせちゃって･･･。」
その訳を教えてくれさえしなかった。
「そっか･･･分かった。廉には俺が話を訊くよ。だから海人はそんな顔しないで？俺、海人の笑ってる顔が好きだからさ。海人にはいつも笑ってて欲しいな。」
「ありがと、神。」
そう言って優しく肩を抱いてくれる神に、俺は全て任せる事にした。
でも、それからも廉の意地悪は続いていて。
ただ、その意地悪は二人きりの時には行われず、何故かメンバー、特に紫耀が居る時にだけ行われているようだった。
「はあっ、もう･･･どうしちゃったの？廉。何でそんな海人に意地悪ばっかりすんの？海人が可哀想だろ？」
また今日も廉に意地悪されて、そんな俺を紫耀が庇って廉を叱る。
「ふん、やったらお前が海人を慰めたったらええやん。」
「廉！またそんな事言って！少しは海人の事も･･･」
「まあまあ、紫耀。廉もちょっと色々溜まってんだろ？お前だと意地張って何も言えないだろうから、俺が廉と話をするからさ。」
「そうだな。紫耀だと海人に近過ぎて廉も素直に話せないかもな。」
廉を責めようとする紫耀を神が止めて話をするって言って、岸君もそれに賛成して。
３→←１ Don't misunderstand（海人･廉）
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弥勒(プロフ) - 由来さん» ただいまです。応援有難う御座います。弥勒の小説を読んで、少しでも寂しさを紛らわす事が出来たらなと思っています。弥勒の小説の中では、いつまでも６人がいますので、いつでも会いに来て下さいね。 (2023年3月3日 21時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
由来(プロフ) - お帰りなさい、お待ちしてました。弥勒さんの作品何回読み返していたことか！辛い現実がありつつも、弥勒さんの作品を読んで幸せをいただいてます。いつもありがとうございます。これからもご無理なさらず、ゆっくり書いていっていただきたいです。応援しています。 (2023年3月3日 18時) (レス) @page46 id: c053d22928 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - はーちゃんさん» ただいまです。弥勒も現実逃避して自分の作品を読み返していました。一応小説に本物のエピソードを入れたりしていたので、それを思い出して、こんな事もあったのになあと寂しくなっていました。今後も楽しめる作品を書いていこうと思っていますので、お付き合い下さい。 (2023年3月2日 21時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん(プロフ) - おかえりなさい◡̈脱退の発表があった後、読み返してやっぱキンプリっていいね〜！あったかいねなんて気を紛らわさせていただいてたりしました！ほんとに感謝です。ありがとうございます！ご自身が無理のないペースでこれからも書いてください♡ (2023年3月1日 23時) (レス) @page46 id: 54b9248e79 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - まろんさん» ただいまです。ずっと待っていて下さって有難う御座います。弥勒の作品を好きだと言っていただいて、物凄く励まされました。これからも頑張って書いていきますので、お付き合いいただければ幸いです。 (2023年2月28日 22時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2022年8月13日 1時
