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「そんなんさ、ずっとドキドキしとったら、俺の心臓潰れてまうやん。」
「廉･･･。」
真っ赤な顔をして恥ずかしそうにそんな事を言うんだ。
もう、可愛くて仕方ないんだけど。
今すぐ抱き締めたいけど、まだ話は終わって無いから。
「そんな事言ったらさ、ずっと一緒に住めないじゃん。」
「そんなん言われても･･･。」
廉の事、困らせてるって分かってる。
でも、廉だって俺と一緒に住むのが嫌って言うんじゃ無いんだろう。
だったら･･･。
「だったらさ、ちょっとずつ練習しよ？」
「練習？」
ちょっと首を傾げて上目遣いに俺を見る廉がめちゃくちゃ可愛い。
そうだ、ウジウジ考えるのは俺の性に合わないんだ。
俺達二人が先に進む為の方法を考えるんだ。
俺と廉と、二人で先に進む為に。
「そう、練習。お泊りを繰り返して、それで少しずつ二人で居る事に慣れていこ？」
「お泊り･･･。」
「うん。お泊り何回もして練習すんの。ずっと俺と一緒に居るのがドキドキしてしんどいんならさ、少しずつ慣れるしかないじゃん。だって俺は何れは廉と一緒に住みたいんだし。廉だってそれが嫌って言う訳じゃ無いんだろ？」
「それは、そうやけど･･･。」
「じゃあ決まり。」
「ええ？もう･･･相変わらず強引やな･･･。」
だって、そうでもしないと中々進展しないからさ。
それに、廉だって強引な俺の事、そんなに嫌だとは思って無いよね？
恥ずかしがったり、困った顔するけど、結局最後は俺の言う通りにしてくれて。
俺の全てを受け入れてくれて。
そんな優しい廉に俺は付け入るばかりなんだけど。
「じゃあ早速、今日はお泊りね？」
「え？そんないきなり？」
「そうだよ。マネージャーさんには明日の仕事、廉も俺ん家から一緒に行くって連絡しとくから。」
「ええ？もう、ほんま強引･･･。」
また困った顔をして。
やっぱり、廉は今日も自分の家に帰るつもりだったんだ。
廉は俺の家に来ると、何かと理由を付けて自分の家に帰りたがって。
明日の仕事は朝早いとか、家で一人で台詞覚えたいとか言って。
俺が廉の家にお邪魔する時は、何かと理由を付けて泊まってるけど。
明日の現場は廉の家から近いからとか、疲れて家まで帰る気力が無いとか言って。
廉はその度、ブツブツ文句言いながらも俺を泊めてくれて。
そんな風に、限られた時間をギリギリまで一緒に過ごすのも刹那的で悪く無いけど。
やっぱり、大好きな廉とずっと一緒に居たいから。
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弥勒(プロフ) - 由来さん» ただいまです。応援有難う御座います。弥勒の小説を読んで、少しでも寂しさを紛らわす事が出来たらなと思っています。弥勒の小説の中では、いつまでも６人がいますので、いつでも会いに来て下さいね。 (2023年3月3日 21時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
由来(プロフ) - お帰りなさい、お待ちしてました。弥勒さんの作品何回読み返していたことか！辛い現実がありつつも、弥勒さんの作品を読んで幸せをいただいてます。いつもありがとうございます。これからもご無理なさらず、ゆっくり書いていっていただきたいです。応援しています。 (2023年3月3日 18時) (レス) @page46 id: c053d22928 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - はーちゃんさん» ただいまです。弥勒も現実逃避して自分の作品を読み返していました。一応小説に本物のエピソードを入れたりしていたので、それを思い出して、こんな事もあったのになあと寂しくなっていました。今後も楽しめる作品を書いていこうと思っていますので、お付き合い下さい。 (2023年3月2日 21時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん(プロフ) - おかえりなさい◡̈脱退の発表があった後、読み返してやっぱキンプリっていいね〜！あったかいねなんて気を紛らわさせていただいてたりしました！ほんとに感謝です。ありがとうございます！ご自身が無理のないペースでこれからも書いてください♡ (2023年3月1日 23時) (レス) @page46 id: 54b9248e79 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - まろんさん» ただいまです。ずっと待っていて下さって有難う御座います。弥勒の作品を好きだと言っていただいて、物凄く励まされました。これからも頑張って書いていきますので、お付き合いいただければ幸いです。 (2023年2月28日 22時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2022年8月13日 1時
