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「何処行くの？」
「え？向こうで着替えてこようと思って。鏡あるし。」
廉は俺に見られない様に、別の部屋で着替えるつもりらしい。
お洒落さんだからさ、着替えてちゃんと自分に似合うか確認してから俺に見せたいんだろう。
色々自分で着方を工夫したりしてさ。
でも･･･。
「駄目だよ。此処で着替えて？」
「此処で？」
俺の言葉に目を見開いて。
「うん。俺の目の前で着替えてみせてよ。」
「え･･･でも･･･。」
恥ずかしいんだろうか？でも、そんなの今更だろ？
「何で？恥ずかしいの？いつも皆の前でも着替えてるだろ？」
「だって･･･似合わんかったら恥ずいもん･･･折角紫耀が買ってくれたのに･･･。」
なんて、そんな可愛い事を言うんだ。
「大丈夫だよ。絶対似合うから。早く見たくて待ちきれないからさ、だから、此処で着替えて？」
着替えてる姿が見たいと言ったら、きっと引かれるだろうから。
「んー･･･分かった･･･でも、あんまり見んといて？恥ずいから･･･。」
「うん。分かった。」
そんな事言ってもガン見しますけど。
そして、俺の方に背を向けて、着ていた部屋着をゆっくりと、するすると脱いでいく。
俺の目の前で一枚一枚、服が落とされて。
廉は脱いでいくその様まで一々色っぽい。
そして、ボクサーパンツ一枚になった廉。
その姿を見た俺の喉がゴクリと鳴る。
何で廉の身体ってこんなにエ ロいんだろう。
俺や岸君みたいに筋肉が付いてゴツゴツしてないし。
細くスラッとしたスタイルだけど、神や海人みたいに筋張ってないし。
余計な凹凸が無くて滑らかな線で模られて。
それが妙に艶めかしいと言うか･･･。
同じ男なのに、廉の身体を見ると、俺の熱がどんどん高まっていって。
そして、今度は俺の買った服を一枚一枚着ていく。
「どう、やろ･･･？」
服を着終わった廉が俺の方を向いて恥ずかしそうに訊いてくる。
「うん･･･。」
ヤバい･･･想像していたよりももっと廉に似合っている。
サイズもぴったりだし。
廉はちょっとオーバーサイズが好きだから、トップスだけLサイズにしたんだよね。
そしたらもう、それが俺の趣味ドンピシャで。
小さくなだらかな肩に襟元が少し緩くて、細長い首と鎖骨が見えて色っぽくて。
おまけに、廉の長い腕でも足りないくらいで萌え袖になってるし。
反対にボトムはスキニーでぴったり目にしてて。
廉の長くて細くてスラッとした真っ直ぐな美脚が強調されて。
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弥勒(プロフ) - ちゃ・むさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います。『Shape of love』は今迄と違う設定で受け入れられるか不安でしたが、気に入って頂けたようでホッとしました。続編も考えていたので書いてみようかと･･･。ただリクエストが溜まっているので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年7月28日 0時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ・む(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく短編集全て拝見させて頂いています。Shape of loveの設定・お話が好きなので2人のその後が読みたいです…！お忙しいとは思いますがタイミングがあれば是非検討していただけると嬉しいです！今後も応援しております！ (2022年7月21日 23時) (レス) @page19 id: 951fa2cf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2022年7月3日 0時
