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綺麗でめちゃめちゃ官能的なラブシーン。
チラッとDVDのパッケージ見たら《R15+》やったし。
すると、俺の手に紫耀の熱くなった手が重なり、ギュッと握り締められた。
吃驚した･･･紫耀が手を握ってくるなんて。
でも、俺もいつもの優太との癖で、紫耀の手をつい握り返してしまっていた。
こんな風に紫耀と手を繋ぐなんていつ振りやろう？
昔はようその手を握ってたのに。
子供の頃大きいと思っていた紫耀の手は、いつの間にか俺よりも少しだけ小さくなっていて。
俺等の間に流れた時間の長さを感じさせられた。
官能的なシーンにドキドキしながらそのまま映画を観終わって。
「はあっ･･･何か･･･かなり濃厚やったな。」
「うん。俺もすっかり内容忘れてたわ。こんなんだったんだな。」
紫耀は映画の内容を忘れていたらしく、俺と同じ様に濃厚な濡れ場を観てちょっと動揺してるみたい。
「あ、手･･･。」
ずっと紫耀と手を繋いだままやった。
すると、その手がぎゅっと強く握られて、そして、紫耀にじっと見つめられる。
「紫耀？」
熱が籠ったようなその瞳に見つめられて、何故だか俺は固まったように動けなくなった。
すっと紫耀のその瞳が細められたかと思えば、それが段々と俺に近付いてきて、俺と紫耀の鼻先が触れ合う。
それが擽ったくて、俺は思わず目を閉じた。
次の瞬間、俺の唇に温かくて柔らかいものが触れて、すぐにその熱は無くなって。
驚いて目を開ければ、目の前に紫耀の顔があった。
綺麗やなあって思ってたら、その顔がゆっくりと付いてきて。
紫耀の唇が俺の唇に触れた。
ああ、さっきのは紫耀の唇やったんや。
俺の唇に触れた柔らかくて温かいものの正体が分かった
そして俺は紫耀の唇を、何の抵抗もなく受け入れていた。
一度触れた唇は、とても柔らかくて、熱くて、気持ち良くて。
一度だけや全然足りんくて。
それは紫耀も同じ様で、俺等はまたすぐにお互いの唇を触れ合わせた。
何度も何度も、角度や深さを変えて、何度も繰り返し口付けて。
その内紫耀の舌が俺の唇を抉じ開け中に侵入してきて。
歯茎を舌でなぞり、更にその奥の舌へと辿り着いて。
そのまま舌を撫でられ絡め取られチュウチュウと吸われ。
それが気持ち良くて、俺の身体は無意識にぶるっと震えた。
差し込まれた紫耀の舌を追い掛けるように俺も絡めて。
暫くの間、お互いの息が上がる程に深く夢中でキスをしていた。
まるでさっきの映画のシーンみたいに。
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弥勒(プロフ) - ちゃ・むさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います。『Shape of love』は今迄と違う設定で受け入れられるか不安でしたが、気に入って頂けたようでホッとしました。続編も考えていたので書いてみようかと･･･。ただリクエストが溜まっているので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年7月28日 0時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ・む(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく短編集全て拝見させて頂いています。Shape of loveの設定・お話が好きなので2人のその後が読みたいです…！お忙しいとは思いますがタイミングがあれば是非検討していただけると嬉しいです！今後も応援しております！ (2022年7月21日 23時) (レス) @page19 id: 951fa2cf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2022年7月3日 0時
