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そしたらある人から言われたの。
「仲間ならまず相手を認める事が大事。その上で、負けない武器を作れ」
そう言われて目から鱗って言うか。
紫耀の事を認めるって、俺はそんな事考えてもみんくて。
ただ嫉妬するだけして、反発して、自分は何にもせずに何も変わらないまま。
自分だけが置いてかれてると思ってたのに。
それは、俺が追い付こうとせんかっただけやったんやって。
紫耀に必死に食らい付こうともせんと、ただ逃げてただけやって。
だから、俺は変わろうと思った。
ちゃんと紫耀と向き合おうって。
紫耀の事を･･･ちゃんと認めようって。
紫耀に敵わんなら仕方ない。
やったら俺は紫耀には出来ん事をするだけやって。
紫耀には出来んくて俺に出来る事を。
そして、俺は紫耀と向き合う事にした。
めちゃめちゃ勇気を振り絞って、俺は紫耀に･･･話し掛けたんや。
紫耀はびっくりしとった。
それはもう、目ん玉落ちそうなくらい目ぇ見開いて。
でも、何でも無かったように受け入れてくれたんや。
ほんまに優しい奴なんよ･･･紫耀は･･･。
それから少しずつやけど紫耀と話すようになって。
完全に元に戻った訳や無いけど、俺も成長してちょっとは大人になって。
色んな事を冷静に考えられるようになって。
そして、海人は俺等が話すようになって物凄く喜んどった。
俺等の傍で一番心配してくれて、一番一生懸命俺等を繋いでくれとったから。
それから勿論、歌もダンスも一生懸命頑張って練習して努力した。
紫耀に置いてかれんように、海人に置いてかれんように。
海人は俺より年下でポーッとした感じやのに、ダンスの腕前はピカイチで。
同じユニットの中にダンスの上手い奴が二人もおるなんて、ほんまにしんどかったのよ。
でも、紫耀と海人が俺のダンスを見てくれて、色々アドバイスしてくれて。
それで何とか二人に付いて行けるようになって。(それでもまだまだやけど)
そして俺等は《Mr.KING》として活動の幅を広げていった。
《Prince》と一緒に活動もして。
そして俺等は
デビューしてから一年、ほんまにあっという間やった。
毎日が怒涛の様な慌ただしさで。
俺と紫耀の関係は特に変わらないままで。
子供の頃よりは落ち着いた距離感を保っていた。
でも、そう思ってたのは俺だけやったみたい。
だって･･･紫耀はきっと、俺の事が好きや。
それも、恋愛対象として･･･。
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弥勒(プロフ) - ちゃ・むさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います。『Shape of love』は今迄と違う設定で受け入れられるか不安でしたが、気に入って頂けたようでホッとしました。続編も考えていたので書いてみようかと･･･。ただリクエストが溜まっているので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年7月28日 0時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ・む(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく短編集全て拝見させて頂いています。Shape of loveの設定・お話が好きなので2人のその後が読みたいです…！お忙しいとは思いますがタイミングがあれば是非検討していただけると嬉しいです！今後も応援しております！ (2022年7月21日 23時) (レス) @page19 id: 951fa2cf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2022年7月3日 0時
