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「ん･･･分かった･･･廉？俺と先に進もう？ゆっくりするから･･･俺と廉とで、一つになろ？」
「紫耀･･･。」
俺の言葉にホッとしたように、顔を綻ばせる廉。
そして、二人できつく抱き合った。
「あ、ちょっと待ってて？」
離れ難いが、廉の身体をそっと離して、ベッドルームを出てリビングに向かった。
ソファに置いた自分のバッグから、用意していた物を取り出し、ベッドルームへと戻る。
「どうしたん？」
いきなり一人にされていた廉が、少し不安そうに俺を見る。
「いや、廉とするのに、その･･･準備してたから･･･。」
そうなんだ･･･廉とする時の為に用意していた、幾つかの潤滑剤と
「あ･･･それ･･･。」
すると廉が真っ赤になって、そして、ベッドサイドのチェストの引き出しを開けた。
「俺も･･･これ･･･。」
廉がそこから出してきたのは、何種類かの潤滑剤と
「俺も･･･紫耀とする時の為に用意してた･･･それに、身体も･･･紫耀に何処触られてもええように、隅々まで全部･･･念入りに洗ったし･･･。」
「廉･･･。」
真っ赤になって、恥ずかしそうにそんな事を言って。
廉も用意してくれてたんだ･･･。
俺とする時の為に･･･。
何処触られても良いようにって･･･。
身体も念入りに洗ったって･･･。
だから、シャワー長かったんだな。
それって、廉も俺としたいって、思ってくれてたって事で･･･｡
バスルームで俺の為に、念入りに身体を洗う廉を想像して、堪らなくなった。
「もおおっ･･･廉っ･･･好きだっ！大好き！」
「俺も紫耀が好きやから･･･。」
我慢出来なくなって廉を抱き締めれば、可愛い事を言って。
「あっ？」
「ごめん。もう我慢出来ないっ。」
そのまま廉をベッドに押し倒した。
「しょお･･･。」
廉の瞳に不安が映るから、それを消すように優しくキスをして｡
「廉･･･なるべく優しくするから･･･。」
「ん･･･。」
そして廉は、そっと目を閉じた。
大好きな君と先へ進む為に、心も身体も準備して。
大好きな君と今、一つになろう。
その為の準備は、万端だから。
ＥＮＤ．
二人共準備とか入念なタイプかなと。紫耀君サバゲ―グッズ山ほど集めてるし。廉君も服とか買う時、無くなるのが心配で同じの幾つか買っちゃうタイプだし。
地震大きかったみたいだけど、皆さん大丈夫でしたか？
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年11月6日 0時
