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「あの･･･紫耀？俺、男やけど？それに、男同士は結婚出来ひんよ？」
「そんな事は分かってるけど、将来的に出来るようになるかもしれないじゃん。」
「いや、そりゃそうかもしれんけど･･･いきなり･･･何で？何で俺なん？」
そりゃあ将来的には日本でも同性婚が可能になるかもしれない。
いや、そういう事や無くて。
だから、何で俺の事が好きなん？
だって、子供の頃からずっと一緒におったのに。
何で？何で今更？
今迄そんな素振りも見せた事も無かったのに。
「廉とずっと一緒に居て･･･いつの間にか廉の事･･･気付いたら･･･どうしようもないくらい好きになってた。」
その声音はいつもみたいにふざけてるとは思えんかった。
マジで･･･本気なんやって･･･。
「好きなんだ･･･廉の事･･･好きだ･･･大好きなんだ･･･。」
いきなりそんなん言われても、どうしたらええのか分からんし。
これが可愛い女の子に言われるんなら嬉しくて仕方ないんやけど。
だって、こいつ男やもん。
紫耀やもん。
子供の頃からずっと一緒におった、メンバーの紫耀なんやもん。
「あの･･･本気なん？本気で俺の事･･･。」
「本気で好きだ。もうずっとお前に恋してる。これから先もずっと、お前だけを･･･。」
何かの歌みたいな事を言って。
真っ直ぐに見つめてくる紫耀の瞳は少しも揺らがなかった。
「そ、そんなん急に言われても･･･。」
「ごめん。廉を困らせたい訳じゃ無いんだ。ただ俺ももういっぱいいっぱいで･･･苦しくて･･･どうしても黙ってる事が出来なくなっちゃって･･･。」
そう言って辛そうな顔をして俯く。
そんな事言われても、困るに決まっとるやろ。
でも、その様子から紫耀もしんどかったんやなって言うのは伝わってきて。
俺はすぐに断る事が出来んかった。
たった一言、「ごめん」って言えばええのに。
その一言を言う事が何故か出来んかった。
「･･･分かった。」
「え？」
バッと顔を上げて俺を見る紫耀。
「ちょっと･･･考えさせて？」
「それって･･･。」
紫耀が期待した顔で俺を見る。
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弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
