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「神、あの、ちょっと話せる？疲れてるのに悪いんだけど･･･。」
「ん？ああ、別に良いけど。どうぞ？」
「お邪魔しまーす。」
部屋の前に着くと海人が話があると言うから、ドアを開け、俺は海人を中に招き入れた。
「はい、どーぞ。」
「あ、ありがと。」
海人からブラックの缶コーヒーを手渡された。
俺の分も買っていてくれたのか？
ああ、きっと海人は初めから俺と話をしたくて待っていてくれたのかな？
「じゃあ、神、お疲れさまー。」
「お疲れー。」
ベッドに並んで腰掛け、海人と二人でジュースとコーヒーで乾杯をする。
「はあっ、疲れたけどめちゃくちゃ楽しかったねぇ。」
「うん、そうだね。無観客だけど、それはそれで楽しかったよね。」
配信と言う形だったから、世界中の人が俺達を見る事が出来たんだから。
それは有観客の人数の比じゃなくて。
いつもみたいに当落の悲喜も無く、申し込んだ人全員が観られるっていう。
沢山の
直接お客さんの反応を見る事は出来ないけど、それなりに有意義な時間だった。
「･･･玄樹君･･･観ててくれたかなぁ･･･。」
「･･･。」
休養中の玄樹はライブを観てくれただろうか？
体調が良ければ観てくれている筈。
でも、連絡が無いと言う事は観ていないのかもしれない。
観てくれていたらいつも感想とか連絡くれてるから。
だって玄樹はメンバーであって、俺達の一番の
「ねえ、神？寂しくないの？」
「え？」
すると海人が突然そんな事を言い出して･･･。
「玄樹君が傍に居なくて･･･寂しくない？」
「そりゃあね･･･。」
大きな瞳でじっと見つめてくる海人。
海人は時々この目で俺を見つめてくる。
すると海人の手が俺の手をぎゅっと握って。
「海人？」
「神、気付いてるよね？俺の気持ち･･･。」
その瞳には熱が籠っていて、明らかに俺に好意を持っていて。
「海人･･･俺には玄樹が･･･。」
俺はJr.の頃から玄樹と付き合っていて、休養している今でも偶に会ったりしていて。
でも、会える時間は限られていて、俺は寂しくて物足りなくて･･･。
もっと玄樹と一緒に居たい･･･もっと玄樹に触れていたい･･･。
でも、それは叶わなくて･･･。
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弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
