２ ページ22
すると、押しに弱い紫耀は、その人に圧倒されて。
嫌でも連絡先を教えてしまったりするから。
紫耀は女の人には、「嫌」って中々言えんみたいで。
そんな事を何回も繰り返して。
相手も紫耀に取り入ろうと、必死なんやろうな。
そんで紫耀は、それを事務所の人に話して。
まあ、自分でも断れんと困ってて、どうしたらええか分からずに相談しとるんやろう。
それで、事務所の人も後手になるけど、対策を取って。
紫耀が連絡先を教えてしまった人から電話なんかがあれば、マネージャーが代わりに出て、接触しないよう直接注意したり。
紫耀が連絡先を教えてしまいそうな時は、自分のやなくて、マネージャーとかスタッフの連絡先を教えるようにさせたり。
大体が、紫耀が馬鹿正直に連絡先を教えてしまうから、ブロックしたり、
流石に、電話番号の変更迄は、簡単には出来んから。(仕事関係の連絡の都合とかで)
兎に角、紫耀と二人きりでの接触が出来んよう、ありとあらゆる方法を取って。
そうやって、少し浮世離れしたした所のある紫耀を、事務所なりに守ってるんやろう。
ほんまに、ご苦労さんな事やわ。
ほんまは紫耀が、自分でちゃんと断れるようになるんが、一番なんやけどな･･･。
中々それは難しいみたいやし。
大体、優し過ぎるからな、紫耀は。
少しでも関わった人を、無下にする事が出来んのや。
「はあっ･･･もう･･･疲れた･･･。」
「ふはっ、中々しつこかったなあ、あのメイクさん。」
「ほんとだよもう。廉が来てくれなかったらヤバかったかも。」
今日も早速、控室でメイクさんに口説かれとった紫耀。
その人からは今迄にも、何回かアプローチされとったらしい。
今迄はマネージャーが傍におって、難を逃れていたのが、今日は偶々、マネージャーが電話しとって。
メイクをしながら、その隙に耳元でずっと口説かれてたみたいや。
そんで偶々、俺がその場に通り掛かって。
俺を見た紫耀の目が、「助けて」って訴えてたから。
だから、言うてやったんよ。
「悪いけど、あなたは紫耀のタイプじゃないから、無理ですよ」って。
その時のメイクさんの、俺を見る目の恐ろしい事。
ほんま、女の人って怖いわ。
その後早速、
好い気味やわ。
紫耀の事を煩わせたりするからや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
