１ Shining Star（しょうれん） ページ1
紫耀side.
「あっ。」
パシャッ、カラカラカラ･･･。
「あーあ、やってもうた･･･。」
「大丈夫？掛かってない？」
床に紙コップがカラカラと転がり、お茶の輪が広がる。
零した廉にお茶が掛かってないかを見ると、ハの字眉になって、凄いしょんぼり顔。
「もー、またあ？ホントよく零すよね？廉は。」
海人は床に落ちた紙コップを拾って。
「ほら、これで拭いて？服は大丈夫？」
神が海人と廉にティッシュを渡す。
俺も神にティッシュを貰って、一緒に床を拭いてやる。
「もっとコップ離して置けば良いじゃん。」
岸君は新しい紙コップに、廉のお茶を入れてあげていた。
手を貸そうとしてくれたスタッフさんが、俺達の素早い連係プレイに、「おおっ」って感心したような声を上げていて。
だってもう、慣れたもんだから。
こんな事は、日常茶飯事なんだもん。
それこそ、毎回こんな事で、スタッフさんの手を煩わせられないから、自分達で片付けるんだ。
それにしても、ほんと廉って、アイドルとは思えない程鈍臭い。
しっかりしてるように見えて、普段、ボーっとしてる事が多くてさ。
早速今日も、こんな風に紙コップに入ったお茶を零しちゃって。
雑誌撮影の休憩時間、お昼に出されたハンバーグ弁当を食べている最中。
同じく用意された1.5Lのペットボトルのお茶を、紙コップに注がれ、各自に配られた。
「いただきまーす！」
メンバー全員がテーブルに並んで座って、お弁当を食べ始める。
俺達は皆仲が良くて、スタッフさんにも「距離が近い」って言われる程。
今日みたいに皆でお弁当を食べる時も、ギュウギュウにくっ付いて並んで座って、ワイワイ喋りながら食べるんだ。
岸君が、口の中にいっぱい頬張ったまま喋るから、廉がすっごい嫌そうな顔して。
「ご飯飛ぶやろ。ちゃんと飲み込んでから喋れや。」
「さっせん！」
なんて、小さい子がママに叱られてるみたい。
そう言う廉は、細い見た目に反してめちゃくちゃ食べる。
特に、白米が大好きで。
油断してると、廉に白米奪われちゃうから、皆盗られないように警戒しながら食べてるし。
主に狙われるのは、岸君か海人で。
岸君は鍛え始めると米を摂らなくなるから、廉のおかずと交換してるし丁度良いみたい。
でも油断してると、いつの間にかごっそり廉に、白米を
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弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
