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「あ、俺も･･･。」
「良いよ、廉はゆっくりしてて？何か食べられるなら食べな？」
俺の髪を乾かし終わると、いつもは交代で俺が紫耀のを乾かしてやるのに、今日は要らないと言う。
紫耀が買ってきた袋の中にはゼリーやらプリンやら食べやすそうな物も入ってて。
もしかして紫耀･･･俺が具合悪いの気付いて･･･？
だから色々買ってきてくれてたん？
そんな風に感じて。
紫耀のさりげない優しさにまた胸がキュンとした。
「さー、ゆっくりしよ？」
バスルームで髪を乾かし終わった紫耀がリビングに戻ってきた。
「あ、ちゃんと飲んだ？何か食べた？」
「ゼリー、ブドウの食べた。」
ちゃんと俺が葡萄味が好きなの分かってんのよね。
「リンゴもあるよ？剥いてあげようか？摩り下ろしても良いよ？」
「ありがと。今はええわ。」
子供の頃は風邪を引いたら母親が林檎を摩り下ろして食べさせてくれたんよね。
「そっか、じゃあ薬飲んだ？」
「え？何で？」
薬って･･･何でそんな事･･･？
「だって廉、今朝から具合悪そうだったもん。」
「は？朝から気付いてたん？」
やっぱり･･･紫耀は俺の具合が悪い事を知っていたんや。
「当たり前だろ？大好きな廉の事だもん、ちゃんと見てるよ。」
「紫耀･･･。」
全然そんな素振り見せんかったやん･･･何やねんもう･･･。
「で、薬は？」
「あ、まだ･･･。」
「どれ？」
「バッグの中･･･。」
朝マネージャーに買ってきて貰った薬はバッグの中に。
「これね？はい。」
紫耀がそれを出して俺に渡して、俺はそれを受け取って飲んだ。
「熱計っておこ？体温計は？」
「そこの引き出しの中･･･。」
チェストの引き出しを指差すと紫耀がそこから体温計を持ってきて。
ピピッピピッピピッ。
「何度？」
「･･･37.6℃･･･朝よりちょっとだけ上がっとる。」
「マジか？」
「でも大した事ないで？咳も出えへんし喉も痛ないし。寒気がしてたのも紫耀がお風呂入れてくれたから大分温まったし。って言うか、これ風呂で温まったから上がってるんじゃ？」
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弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
