Home Sweet Home ２３ (ページ45)

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「会いたい･･･な･･･。」

『･･･うん。』

会えない事は無いけど、それは玄樹の体調次第だから。

『家･･･来る？』

「え？良いの？」

思っても見ない玄樹の言葉にちょっと驚いて。

『うん。俺も･･･神宮寺に会いたい･･･。』

大好きな人からそんな事を言われて、嬉しくて飛び上がりそうだった。

「あ、でも体調･･･。」

『大丈夫だから･･･俺･･･神宮寺に会いたいの･･･。』

電話をしたまま慌ただしくバタバタと出掛ける準備を整える。

今すぐに玄樹に会いたい。

この距離がもどかしい。

今隣に玄樹が居たら、俺は間違いなくベッドに押し倒していた事だろう。

「分かった。じゃあ･･･ベッドで待ってて？」

『は？･･･もうっ･･･。』

ちょっと恥ずかしそうに、困ったように怒った声。

『早く来て？待ち切れない･･･。』

「え？ふふっ、分かった。すぐに行くから。」

ああもう、ほんとに可愛くて仕方ない。

『ベッドで待ってる。』

「･･･飛んで行きます。」

俺を煽るような事を言うから、そしたら「事故らないようにね」だって。

悪戯っぽく笑うんだ。

君の家までちゃんと安全運転で向かうよ。

だって早く君と愛し合いたいから。

そして明日は･･･。

二人で気怠い朝を迎えよう。

ＥＮＤ．

巷では玄樹君に関する色んな噂が飛び交っておりますが、《ViVi》で皆が今の玄樹君の事言及してて。内容から今でもメールでやり取りしたり、会ったりしてるんだろうなあって。そんな事を考えると、復帰も近いのかな？なんて期待してしまったり。でもこの病気は一朝一夕で治るものでも無いから。焦らないで無理しないで、玄樹君のペースで良いからねって言いたくなるから。
そしてまたお下な言葉を使ってしまって申し訳ない。