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ピーッ。
スマホから無情にも終わりを告げる無機質な電子音が鳴る。
ゆっくりと離せば、お互いの唇の間に唾液が透明の橋を渡し。
それはまるで蜘蛛の糸のように。
光を反射してきらきらと光って。
ぷつ、と途中で切れてお互いの唇を再び濡らしてく。
少し息が上がってる廉を見れば、目をトロンと蕩かせて濡れた唇をゆっくりと長めの舌で嘗めていく。
「･･･5分じゃ足りんな･･･。」
ボソッとそんな事を言うんだ。
「俺も･･･全然足りない･･･。」
そしてもう一度その手の中に収めようとしたら、するりと擦り抜けて行く廉の身体。
「さっさと準備せな、迎えに来てまうやろ。」
今までの熱が何処に行ったんだと言うくらいクールな廉に、俺の方がポカンとしてしまう。
シーツを
「嘘だろ･･･。」
廉のあまりの切り替えの早さに俺だけ付いて行けなくて。
俺にまだ纏わり付く廉の甘い香りと熱を振り払うようにブンブンと頭を振ってみた。
「･･･はあっ･･･準備しよ･･･。」
そして日常に戻って行く俺達。
ピンポーン。
バタバタとお互いに準備を整え終わった頃、インターホンが鳴った。
玄関で靴を履いてドアノブに手を掛ける。
「紫耀？続きはまた今夜な？」
「え？」
振り向けば廉にちゅっとキスをされて。
ガチャっとドアを開けて迎えに来たマネージャーに挨拶をして先に出てしまった。
ああもう、今日も廉が可愛くて愛おしくて俺はどうにかなってしまいそう。
だって、君こそが僕の愛の全て。
ＥＮＤ．
廉君朝ドラ《おかえりモネ》は5/17から放送開始決定。時間的にリアタイ出来ないかなあ。
《少クラ》の廉君の黒マッシュヘアが可愛かった。そしてやっぱり自分からグイグイ行って諦めない派の廉君だった。「俺にしとけよ」は永久保存版ですな。
今年は紫耀君から廉君にハピバメールギリ間に合ったんだね。岸君は0時ピッタリって。廉君は自分の誕生日忘れてるってどうしたん？紫耀君からの誕プレ何かな？またラジオで教えてくれるかな？
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年2月13日 0時
