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廉とめちゃくちゃシたいけど、それだと確実に時間が間に合わなくなる。
でも、可愛い誘惑が凄過ぎて廉が欲しくて堪らない。
でもでも、廉とスるならただ出すだけでなんて、すぐには終わらないんだから。
「時間･･･あとどれくらい？」
「あと･･･30分後にはマネージャー迎えに来ちゃうね･･･。」
廉に訊かれてベッドヘッドに置いたスマホを手に取り、時間を見ながら予定を考える。
流石に仕事に遅れる訳にはいかない。
出掛ける準備もしなくちゃいけないし。
「あー･･･そっかぁ･･･。」
しゅんと眉毛を下げて残念そう。
それって、廉も俺とシたかったって事だよね？
廉も俺の事を求めてくれてるって事だよね？
すると何やら考えている廉。
どうやら今から二人で一戦交える程の時間は無いと理解したらしい。
でも俺に絡めた手足の力を緩めてくれる様子も無く。
「しゃあない･･･じゃあ･･･チューだけ5分間コースで。」
「え？」
廉は考えた結果、俺に《キスだけ5分間コース》を強請ってきた。
そしてスマホを手にするとタイマーをセットしているよう。
「はい、よーい、スタート。」
「ええ？あ、んんっ。」
ピッというスマホの合図音と共に、廉の唇が襲ってきた。
一度触れてしまえばそこには簡単に熱が灯されて。
お互いにもっと深くと求め合う。
抱き締め合う手も熱くなって力が込められていく。
隙間なく触れ合う肌の間にも熱が籠って。
合わさった胸からお互いの早くなる心音が伝わって。
上唇を挟んで、下唇を挟んで。
何度も角度を変えて、深く深く唇を重ね合わせて。
薄く開かれた唇の隙間から舌を滑り込ませて中で泳がせる。
廉は上顎の歯の付け根から中心辺りが凄く感じるみたい。
そこを舌先を尖らせてつうっと撫でてやれば、いつもぶるりと身体を震わすから。
「んっ･･･ふぅっ･･･んんっ･･･。」
俺も廉も気持ち良くて、甘い息を漏らしてしまう。
お互いの舌をねっとりと絡め合わせて、吸い付いて。
舌の表面同士をザラリと嘗め合わせて。
何度も何度も。
くちゅっ、ぴちゃっと湿った音を立てながら。
溢れ出る唾液の交換を行う。
時折飲み込めなかった唾液が唇の端を伝って。
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年2月13日 0時
