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「そうだよね？廉って何か歳に合わない色気があるよね？俺もドキッとしちゃう時あるもん。」
また神がそんな事を言うて。
ほんまここいつ等、どういうつもりなん？
今まで俺の事そんな目で見とったんか。
「お前等何言ってんの？」
え？これ、紫耀やんな？
何か･･･怒ってんの？めっちゃ声低いんやけど。
「や、やだなー、紫耀。冗談に決まってんだろ？」
「そうそう、こんな事でマジになんないでよね？」
「え？何？どうしたの？」
慌てたように神が否定し始めるのを、海人は逆に煽るみたいにして。
優太は状況が全然分かっとらんみたいやけど。
「廉の事･･･そんな風に見んなよな。」
やっぱり声がめっちゃ怒っとる。
何で？何で紫耀が怒るん？
俺が怒るんならまだしも、紫耀は何も関係無いのに。
「大丈夫だってば。誰も紫耀から廉を取ったりしないから。」
「そうそう、二人の邪魔したりなんかしないよ。馬に蹴られたくないからね。」
「当たり前だろ？廉は俺のなんだから。」
は？待って？海人も神も訳の分からん事を言う。
俺を紫耀から取るって何なん？
二人の邪魔せんって何なん？
俺と紫耀ってメンバーからそんな風に見られとんの？
って言うか、紫耀は何を言うてんの？
俺っていつから紫耀のものになったん？
「え？何？どういう事？」
あ、優太はまだ意味分かっとらんわ。
「だから、紫耀の好きな人をわざわざ取るような真似はしないって事。」
「あっ、そっちかーっ。」
優太･･･絶対分かってんやろ。
って言うか、ちょっと待って？
今海人、何言うた？
紫耀の好きな人取るって？
それってもしかして、俺って事？
え？紫耀って、俺の事･･･好きなん？
え？ちょっと待って？
え？え？分からん分からん。
ちょお、パニックパニック。
紫耀が俺の事好きって何？
そんなん知らんのやけど。
って言うか、皆知ってんの？
俺以外のメンバー全員？
え？知らんの俺だけ？
うわ、ダルッ、何やねんそれ。
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年2月13日 0時
