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楽屋に入ってきたそいつは俺を起こさんようにしてか、そっと気配を消しながら奥へと進んでいった。
コト、と小さな音がして、荷物でも置いたんかな？
そしてまた気配が近付いてくる。
するとそいつは向かいのソファに座ったみたい。
一体誰なんやろう？
そっと薄目を開けて見てみたい気もするけど。
そうしたらきっと俺が起きとる事がバレてしまいそうで。
何故だか俺はずっと目を閉じたままでいた。
暫くすると、また眠気が甦ってきて。
時間になったら誰か起こしてくれるやろうと思って、意識を手放そうとした。
そしたら目の前で人が動く気配。
ソファに座っとる奴が立ち上って近付いて来る。
こっちに来る？
そいつはゆっくりと俺の傍にやって来て、頭の位置でしゃがんだみたい。
何や？俺の事見てんの？何か悪戯でもするつもりか？
そんな事を考えて、俺はちょっと身構えた。
と言っても気持ちの中でだけね。
あくまでも俺は眠ったままの形でじっとしとる。
すると、目の前に影が落ちる。
え？何すんの？
叩かれるんやないよね？ちょっと怖いんやけど。
でもその手は俺を叩いたりはせんかった。
代わりにふわふわと優しく髪を撫でてくれて。
ああ、子供の頃にこんな風に撫でられた事があったな。
そんな風に思い出していた。
懐かしい･･･やっぱりこの手は･･･。
「廉･･･？」
あ、この声･･･。
低く少し掠れた優しく俺を呼ぶ声･･･。
･･･紫耀？
そう言えば、紫耀がいつも付けとる甘い香水の香りが。
「ふっ、笑ってんの？どんな夢見てんだろうな･･･。」
その手は優しく頭を撫でながら、独り言みたいに俺に話し掛けて。
思わず口角が上がったのは、昔の事を思い出したから。
お前との事を･･･。
「可愛いな･･･。」
･･･え？今･･･可愛いって言った？
それって･･･俺の事･･･？
「ごめん･･･ちょっとだけ･･･許して･･･？」
ん？何で謝るんやろう？
すると、唇に触れる温かい感触。
それは一瞬だったけど、物凄く柔らかくて。
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弥勒(プロフ) - あさ、さん» 弥勒の拙い作品を読んで頂き有難う御座います！『なにきん』好きなんです。『MAGIC』と『れあかい』とはコアですね。今は皆別のグループだったり退所したりでバラバラですもんね。ちょっと考えてみますね。直ぐにはアップ出来ないと思いますが、気長にお待ち下さい。 (2021年2月11日 0時) (
レス) id: e908e2e26e (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - 前、なにきん書いてたの見たのでまじっくとれあかいみたいです、、無理だったら大丈夫なので、更新頑張ってください！いつもみてます！ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 3e936cdf51 (このIDを非表示/違反報告)
猫髭(プロフ) - コンテンツ設定しました〜、閲覧可能になっているのかわからないですけど、 (2021年1月30日 17時) (レス) id: 6dffadf1a7 (このIDを非表示/違反報告)
猫髭 - お返事ありがとうございます！さっそくやってみますね、ちなみに18歳以上です！ (2021年1月30日 17時) (レス) id: 6dffadf1a7 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - 猫髭さん» 弥勒の拙い作品を読んで頂き有難う御座います！お返事遅くなり申し訳ございません。猫髭さんの心に刺さると言って頂けてすごく嬉しいです！裏作品の閲覧については18歳以上である事が必須条件です。18歳以上であれば設定を変更してください。その方法については次へ。 (2021年1月30日 13時) (レス) id: e908e2e26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年1月28日 0時
