５ ページ50
「廉。」
「あかんて、海人おるやろ？」
楽屋でKingの三人になった時に聞こえてきた二人の声。
俺は漫画の締め切りがあって眠れてなくて疲れてて、ちょっとウトウトしちゃってたんだ。
「寝てるから良いだろ？」
いやいや、俺起きてますけど？
でも、二人の声が気になって俺はそのまま寝た振りをした。
「廉･･･。」
「もー･･･。」
紫耀の呼ぶ声に仕方無いと言う廉の声に、二人の動く気配。
「廉･･･廉･･･。」
「紫耀･･･。」
お互いの名前を呼ぶ二人の声は、今まで聞いた事無いくらい優しくて。
「廉･･･ずっと･･･俺の傍に居て？」
「紫耀･･･ずっと･･･お前の傍におるから。」
紫耀の声も廉の声も、今まで聞いた事無いくらい甘くて。
布の擦れる音がして、二人が抱き合ってるって分かった。
嘘･･･？二人って･･･そうなんだ？
ショックだったけど･･･全然嫌じゃなかった。
寧ろ、二人が前よりももっと深い所で繋がってるんだって思えて嬉しくて。
ちょっとだけ、泣きそうになった。
ああ、俺ってほんと、紫耀と廉が大好きなんだなあ。
紫耀と廉には、二人にしか知らない声があって、俺がその声を聞く事は叶わないんだけど。
その声を、少しだけ知る事が出来た瞬間だった。
カチャッ。
ドアの音に二人が離れた気配がして。
「おはようございまーす。」
「あれ？海人寝てんの？」
その声は神と岸君だった。
「んーっ、はあっ･･･寝ちゃってた。あ、皆おはよー。」
寝た振りを止めて今起きた振りをしてそう言うと、廉と目が合った。
すると、何かを察したのか廉がニヤリと嗤って･･･あ、起きてたのバレたな。
思わず目を逸らしてしまった。
「海人、ちょっと。」
「はい･･･。」
その後廉に呼ばれて、二人の事直接聞いて。
俺は二人の味方だからって言ってたら、安心したって笑ってくれた。
俺だけが知ってる二人の秘密の声。
もっと聞きたいって思ってるのは･･･二人には内緒だよ･･･？
ＥＮＤ．
紫耀君と廉君二人の声が大好き。歌声も、喋ってる声も。それぞれ特徴的な声だけど、聞いていて心地良くて。二人が話してる時の穏やかな声が大好きなんです。
中々更新出来なくて申し訳ございません。ちょっと忙しかったり体調良くなかったりで、思うように作業が進みませんでした。
移行します！
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←４
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 704人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
李 - 弥勒さん» ホントですよね〜！ (2020年10月25日 18時) (
レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - 李さん» 今回も『ポ〇ロ』さんやってくれました。流石変態『〇ポロ』。どこの花街に行けば彼らに会えるんですかって感じでした。皆めちゃめちゃ色っぽくて綺麗でしたね。 (2020年10月25日 17時) (レス) id: e908e2e26e (このIDを非表示/違反報告)
李 - 弥勒さん» 今日ポポロ発売なんで買ってきます！まあ、しょうれん好きの私からしたら一石二鳥なんですけどね？ Myojoも予約してあるので買ってきます！ (2020年10月22日 6時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - 李さん» そうですよね。廉君しか勝ちませんよね。廉君最強です。 (2020年10月15日 1時) (レス) id: e908e2e26e (このIDを非表示/違反報告)
李 - 弥勒さん» 廉は、何をやっても可愛いんですよ。 勝てる気がしません(笑) (2020年10月14日 13時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：弥勒
| 作成日時：2020年10月12日 0時
