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痛かったんは、
そして、
男にもそういうのってあるんやなって、変に感心したりして。
兎に角、何回かはセ ックスを経験したんや。
そして、今日･･･。
紫耀が家に来たいって言う事は･･･。
やっぱり、俺と･･･セ ックスしたいって事やろう？
「どうした？廉、疲れた？」
ずっと上の空な俺を心配したのか、声を掛けられた。
「ああ、ちゃうよ。腹一杯で、ちょっと眠なっただけ。」
心配ないの気持ちを込めて、握られていた手をぎゅっと握り返す。
「そっか。」
俺がそう言うと安心したのか、紫耀は優しく笑って。
マンションに着くとタクシーを降りて、人に見られないよう、エントランスを足早に抜ける。
エレベーターに乗り込み、自分の部屋のある階のボタンを押す。
扉が閉まると、ぐっと肩を抱き寄せられた。
紫耀の肩に寄り掛かるような体勢に、ちょっと恥ずかしくなった。
こんなん、誰かに見られたらアウトやな。
でも･･･男同士で、メンバーやし。
酔っぱらいを支えてる、ぐらいにしか思われんやろうか？
ポーン。
エレベーターが停まって、何事も無かったように、身体を離して降りる。
部屋までの廊下は、二人共無言で歩いた。
紫耀も無言って事は･･･緊張、してるんやろうか？
部屋に着くと、鍵を開けて扉を開けた。
すると、ぐっと中に身体を押し込まれる。
「え？」
何や？と振り返ろうとする前に、後ろから抱き締められる身体。
背後から、バタンと扉の閉まる音がした。
「はあっ･･･やっと抱き締められた･･･。」
紫耀が後ろから、俺の肩口にぐりぐりと顔を埋める。
「紫耀･･･？」
「ごめん･･･ちょっとだけ･･･こうさせて？」
そんな事を言われたら、何も言えんくて。
ただ、紫耀に抱き締められたままじっとしていた。
「はあ･･･ごめんね？外ではずっと、我慢してたから･･･。」
「･･･ぉ、おん。」
そうなんや･･･。
ずっと我慢してたんや･･･？
暫くすると、気が済んだんか、漸く身体が解放された。
俺は赤くなっているやろう顔を、紫耀に見られんように、靴を脱いで、廊下を先に進んでいく。
その後を紫耀が付いて来て。
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弥勒(プロフ) - るんさん» 有難う御座います！一番好きだなんて光栄です！毎話なるべくリアルに近付けるよう心掛けているので、今後も伝わって共感してもらえるよう頑張ります！ (2020年7月13日 9時) (
レス) id: 131fae9ece (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しく拝見させて頂いています。ほぼ毎日のように更新してくださって嬉しいです。ありがとうございます。今まで読んだしょうれんの作品の中で一番好きです。この2人ならなるであろうシチュが共感しかありません！これからも応援しています。 (2020年7月12日 3時) (レス) id: 8203db09b3 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - #Loveさん» 有難う御座います！独り言まで読んで頂いて感激です！作中のエピソードは全部ではありませんが実際の事を盛り込んで、なるべく話をリアルにしようと心掛けているので、伝わってくれていれば嬉しいです。 (2020年7月9日 0時) (レス) id: 131fae9ece (このIDを非表示/違反報告)
#Love(プロフ) - はじめまして。こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いてます。お話の更新もいつも早いので毎日通知を見るのが楽しみになってます。今回もそうですが最後に作者様の一言に共感しています。撮影エピソードとか。書いてる背景なんかも伝わってきて嬉しいです！ (2020年7月8日 7時) (レス) id: 6a06178345 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - 楼茉（ろま）さん» 有難う御座います！どれだけエロいキスシーンが書けるか日々研究中です。キス１つでどれだけ感情を伝えられるかがこだわりポイントなんですが、なかなか思うようなのは書けずに苦しんどります。(-_-;) (2020年7月5日 2時) (レス) id: 131fae9ece (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2020年7月3日 1時
