Home Sweet Home １ (ページ10)

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「･･･二番目に。」

「･･･知ってる。」

俺の手をぎゅっと握り返してくれる。

「俺には何でも素直に言えるのにな。」

「ん･･･。」

優太はずっと前から気付いとったんやな、俺の気持ち。

「･･･いつか･･･伝わると良いな。」

「ん･･･。」

肩におでこをぐりぐりと擦り付けてやった。

「あー！また廉が岸君とイチャイチャしてるーっ！」

ああもう、煩いのが帰って来たわ。

「ええやん、俺のリラックスタイム邪魔すんなや。」

「じゃあ、俺もリラックスタイムだ！しょーっ！」

後から帰って来た紫耀に、海人が絡み付く。

「何だよもう、邪魔だなー。」

紫耀が首にぶら下がる海人にされるがままで。

「海人、俺はー？」

「神は紫耀の後ーっ。」

「はいはい。」

神もそれに加わって。

ふと、紫耀と目が合った。

俺はすぐに逸らしてもうたけど。

やって、見とうない。

「･･･馬鹿だなぁ。俺にするみたいに素直になれば良いだけなのに。」

「･･･うっさい。」

皆に聞こえないように呟く優太の胸に顔を埋める。

自分が今どんな顔してんのか、誰にも見られとうなかった。

だってその顔はきっと･･･。