Home Sweet Home １ (ページ37)

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「廉、待って？折角久し振りにスるんだったらさ、時間無いのにそんなお互いにただの処理みたいなのはやめよ？」

「何で？紫耀は俺が欲しないんか？俺やって男やもん･･･溜まるもんは溜まるっ･･･。」

そんな身も蓋も無い言い方をして。

時間がある訳じゃ無いのに。

誰が来るかも分からない楽屋で始めようとする廉をどうにか宥めなくては。

だって、始めちゃったら絶対止められなくなっちゃうもん。

時間無いのに始めちゃって、お互いにただ熱を出すだけの行為なんて絶対に嫌だ。

俺と廉のセックス(愛の営み)は、時間を掛けてゆっくり行いたいんだもん。

廉をいっぱい可愛がって、いっぱい気持ち良くして、いっぱい愛してあげたいんだ。

それはもうトロトロに蕩けるくらいに･･･。

「欲しいよ！いっぱい！･･･だからお願い･･･明日まで待って？」

「んぅっ。」

廉の頬を撫でながら、優しく宥める。

それだけで感じてしまうのか、ふると震わすその身体。

ああもう、堪んないな･･･。

明日は珍しく午後から二人共久し振りのオフ。

だから、お互いにゆっくり出来る筈。

だからその時まで･･･。

「･･･ほんまに･･･俺が欲しいんか･･･？」

俺を見つめる廉の瞳が凄絶な色を溢れさせた。