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『ちょっ、ちょっとだけ待って！』
ゆっくりと近づいてくる轟くんを両手で制して彼に背を向けた。
いざふたりきりになるとやっぱり緊張してしまう。
誰もいないグラウンドを見つめながらゆっくりを深呼吸する。
できるなら、いつまでもこうしていたかった。
自分が頑張らなきゃいけない道から逃げて、ヘラヘラと笑っている方が楽なのはもう何度も経験して知っている。
でも、ちゃんと言葉にして向き合わなくちゃ気持ちは伝わらない。
神野を思い出して、拳を強く握りしめた。
『……いっかいしか言わないから、ちゃんと聞いてね』
くるりともう一度轟くんに向き直る。
彼はさっきわたしがストップをかけた位置から動いてなくて、なんでこんなに素直なんだと頭を抱えてしまう。
どこが好きかなんて分からない。
ほんとに轟くんのことが好きなのかだって、実際は分からない。
でも、轟くんの綺麗な目を見つめると心臓がうるさくなる事実は否定できないんだ。
『好きだよ』
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有紀(プロフ) - 瑞穂さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます！気長にお待ちくだされば幸いです◎ (2020年4月29日 22時) (
レス) id: a38a24a1c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑞穂(プロフ) - 続編ありがとうございます!続き楽しみにしてます!! (2020年4月26日 13時) (レス) id: e180184c40 (このIDを非表示/違反報告)
有紀(プロフ) - かぼさん» コメントありがとうございます！続編でもよろしくお願いします◎ (2020年4月20日 22時) (レス) id: a38a24a1c3 (このIDを非表示/違反報告)
かぼ(プロフ) - 続編嬉しいです！！これからも楽しみにしてます(*´∇｀*) (2020年4月19日 23時) (レス) id: 5ac4123fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有紀 | 作成日時：2020年4月17日 0時
