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「ねえ、何考えてる？」
「…………別に」
「身体、痛くない？」
「……そこそこ」
「おいしいよ棒、早く届かないかなぁ。｣
「………………。」
「あのさ、」
「………………。」
「好き、だからね。ちゃんと。」
びっくりして顔を上げると槙くんは今まで見たことないくらい柔和な微笑みをしていた。目から愛が伝わってくるような、おいしいよ棒のときと比べ物にならないくらいの嬉しそうな表情だ。そんな顔をされたら、さっきまであんなに拗ねていたのもアホらしく思えてくる。彼の細い指が私の指をからめとって、体温が繋がる。ちょっとひんやりしている槙くんの手がとても愛しかった。
続く
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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月3日 6時) (
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2019年5月3日 0時
