NOT尻軽 ページ34
鏡で自分の姿を確認すると、たしかに首に一箇所赤くなっているところがある。
なにこれ!
まるで…キキキキキスマークみたいじゃないか!!
これを先輩に見られたの!?
やだ!!!もしかして尻軽女だと思われた!?
鏡に映る自分がどんどん真っ青になっていく。
だいたい、なんでこんな跡が…
『あ!』
ダダダダダッ!
誤解を解かねばと、猛ダッシュでリビングに飛び込むと、先輩はすでに朝食作りに取り掛かっていた。
『先輩!!』
JN「なに?」
いつも通り返事をしてくれるけれど、それでもやっぱりどこか冷たいような気がして白目をむきそうになる。
『あの!これ!この跡つけたのジョングク君です!なんか最近吸い付きの鍛錬をしているみたいで…』
JN「グガ…?」
『はい!ほら、ここのほっぺも赤いですよね?これも彼が朝ちゅうちゅう吸っていて…だから、違うんです。夜な夜な遊び歩くあばずれ女じゃないです。
し、じんじでぐだざい〜!!!』
JN「ええ!?ちょ、泣いて…!?わかった!わかったから!もう、どうしたの!?」
急に泣き出した私を見て、わたわたと慌てふためく。
私だってこんな、急に泣くなんて意味わかんないけどさ!!
でも、
だって!
『ぶぇぇえ〜。だって、先輩さっきめっちゃくちゃ冷たい目してましたもん。嫌われたかと思って…』
JN「あ〜!ごめん!僕が悪かった!ほんとごめん!」
ガバッと頭を下げる先輩を見て、ゴシゴシと涙を拭う。
『いえ。ごめんなさい、私も泣いたりなんかして…。』
JN「ううん…。」
『…。』
JN「…。」
JN「…そんなに怖い顔してた?」
『はい、とても。』
JN「ごめんね。でも、あれはAちゃんに怒ってたというよりか…」
JK「あーーーーーーーーーー!!!」
『あら、ジョングク君おはよう。』
うさぎのぬいぐるみを脇に抱え、リビングに入ってきた彼は、私たちを見るなり大声を出した。
JK「ヌナ、ないてる!」
『え?泣いてないよ?』
JK「じんにょん、め!」
ぷんぷんに怒った顔で、ぽかぽかとたたいてくる彼をさっと抱き上げて、ポツリとこぼす。
JN「半分はお前のせいだぞー。」
もちろん、ジョングク君はなんのこっちゃわかっていない顔をしていたけれど。
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時