誇れるヌナ ページ28
JM「それよりどうしたの?
今日、キレキレじゃん」
『へへー』
JM「お前、頑張ったんだね」
くしゃくしゃっと頭を撫でられて、嬉しくて顔がにやけてしまう。
ジミンオッパがこんな風に褒めるなんて珍しい。
控室に入り、最後の衣装チェンジ。
次はとうとう、DNAのステージだ。
うう、緊張する。
お手洗い行っとこうかな。
でも、その前に。
『ジョングク』
JK「ヌナ」
メイクを終え、ソファーに座っていたジョングクに声をかけると、彼は驚いたように瞳を丸めた。
ふふ、なにその顔。
『最後、頑張ろうね』
JK「…はい」
『私、ちゃんとやるから。
ジョングクにとってのカッコいいヌナになれるように頑張るから。
ね、見ててね』
JK「ヌナ…あのね、」
『じゃ、また後で』
うーあー。
言い逃げしてしまった。
ジョングク何か言いかけてたけど、ちょっと恥ずかしくて耐えられなかった。
ヌナ離れするって本人は言ってるのに未練がましかったかな。いや、離れるならそれは…寂しいけど大人になるってことだから、しょうがない。
だけどせめて、彼にとって誇れるヌナでいたい。
お手洗いを目指し、局内の廊下を歩く。
なんだか人が多いなぁと思っていると…
『あ』
少し先にいる美青年には見覚えがある。
SEVENTEENのジュン君だ。
収録か何かかな?
ってことは、もしかしてあいつもいる?
「あれ、A?」
『あ、やっぱりいた』
後ろから声をかけられ振り返ると、やっぱり奴だった。
相変わらずイケメンなことで、友達じゃなかったら絶対話せないよ。
「何してるのこんなところで。
今カムバックショー中でしょ」
『うん。今待機中。あと15分後くらいにはまたステージさ』
「へぇ。頑張って」
『ありがと。また遊びに行く』
「あ!いた!
Aさん!」
突然大声で名前を呼ばれて振り向くと、そこには息を切らせたアリン先生がいた。
『じゃあ、またね』
「ん」
ひらひらと手を振って歩いて行くそいつから離れ、アリン先生の元へ歩み寄ると、すぐさま腕をがっちりと掴まれて、そのまま歩き出した彼女に引きずられるようにしてついていく。
『あの、先生…一体どこへ?』
AR「…。
Aさん、練習頑張ったのね。
今日のパフォーマンス素晴らしかった」
『あ、ありがとうございます!』
AR「だから、もうこうするしかないの」
6413人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キム・カズ(プロフ) - ミロさん» 一生付き合っていきまーす(ハート) (2020年6月19日 0時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あすきさん» 3回も!光栄すぎます…!!書いてて楽しいお話なので、また続編でお会いできたらうれしいです!頑張って戻ってきますねー!(о´∀`о) (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» そんな映えある枠に入れていただき本当に恐縮です…それにとっても嬉しい(//∇//)さっちゃんさんいつもコメントから優しくて暖かいお人柄が伝わってきて、こうやってやりとりをするたびにほわっと癒されております。いつも本当にありがとうございます。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - チムチムさん» わぁい!!嬉しいです(*^^*)私もホソクさんにこんなこと言われたら溶けてなくなってしまいます!にやにや (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» (笑)(笑)(笑)そうなんです。ツンデレが好きなんですとにかく。MJではなく道明寺なんです。(嵐大好きです)ホソクさんは、私がハマっちゃってるのが伝わるくらい美味しいとこ持ってくキャラとなりつつあります。そんな彼にまた続編で会いに来てくださいぃい! (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミロ | 作成日時:2020年5月26日 23時