五十六話 ページ7
『あのね、テヒョン。
今日楽しかった。誘ってくれてありがと。』
TH「あーずるい。
そうやってすぐ嬉しくさせてー。」
そう言って、ひっつけたおでこをぐりぐりとしてくる。何よこれ。
『でもさ、こういう格好はだめだね。』
TH「なんで？可愛いのに。」
『だってこれじゃテヒョンを守れないもん。』
TH「Aはいつもそればっかりだね。」
『当たり前じゃないか！』
得意の筋肉ポーズをして、むきっと出した力こぶにキスした私にテヒョンは何それーと腹を抱えて笑っていた。
自分でもね、びっくりしてる。
使命感っていうのかな。
何がなんでもテヒョンを守らなきゃって思ってる。
もしかしたら本当に、私はそのためにこの時代に来たのかもしれないと思うくらいに。
・
YG「お。」
『あ。』
テヒョンと都デートを楽しんだ日から数日経ったある日のこと。
会議に出ていたテヒョンを迎えにいく途中でユンギさんに出会した。
『…私はやっぱり、ユンジさんの方が好きだったな。』
YG「皇女よりも綺麗だったと自分でも思う。」
『はっはっはっ』
声を上げて笑ってやると、この野郎と睨まれた。
『ユンギさんは結局今もソクジンさんの所にいるんですか？』
YG「側仕えってことで置いてもらうことになったわ。」
『へー。具体的には何を？』
YG「側で昼寝。」
キリッと言い切ったユンギさんに、それじゃ妾の女から妾の男になっただけじゃ？と思ったけど言わないでおいた。
『また命狙われても知りませんよ。』
YG「ばーか。お前がいなくてもなんとかしてたわ。」
ケラケラと笑うユンギさんにイラッとしたけれど、確かに落馬した時の身のこなしはただものではなかった。
この人、ほんと何者なんだろう。
YG「で？第三皇子は説得できたのか？」
『無理でした。
そのかわり、私も一緒に行きます。』
YG「お前が？テヒョンはそれを許したのか？」
こくりと頷くと、へー。と驚いた顔をする。
YG「あいつがお前の同行を許すとは思ってなかったけど…」
何故？
そう問いかけた瞬間、宮中が何やら騒がしくなった。
と。
YG「おい！」
『っ！』
突然ユンギさんに腕をひっぱられ、廊下の端に移動すると強引に頭を下げさせられる。
な、何！？
聞こえてくるのはドスドスという足音。
「…お前。
顔を上げよ。」
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
