九十二話 ページ43
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SI「いいですか?
くれぐれも、規律を乱すような行為はしないでくださいよ」
『はいぃ!』
TH「ふぁーい」
昨夜、結局私はテヒョンの腕の中で眠ってしまったらしく、朝私たちの様子を見にきた汐恩にそれを見られ、こっぴどく叱られてしまった。
しゅんとして小さくなる私に対し、テヒョンはさして気にしてないようで、よく眠れたね?なんて柔らかくて微笑んでいる。
『ジミンジミン』
JM「ん?」
『共同生活って思ったより大変だね』
JM「それ、俺の台詞なんだけど」
呆れたような顔をするジミンに首を傾げつつ、昨日他の花郎達と顔合わせをした広間へと向かう。
なんだか、本当に学校みたい。
制服は隊服に代わり、現代と同じように竹刀を握りしめ。平和だったあの時代を思い出しながら広間に入ると…
ドカッ
「ゔぅ…っ」
目の前に、男の子が殴り飛ばされてきた。
…全然、平和じゃねぇ!!
『ちょ、大丈夫!?』
「っ、離せ!」
飛んできた男の子を助け起こすと、余計なお世話だと言わんばかりに腕を払い、私の方には目もくれずに部屋の中央に立っていた男にひれ伏した。
「どうか私を見捨てないでくださいソンミン様!」
「近寄るな。汚らわしい」
立っている男は、目の前で頭を下げる男をまるで虫けらでも見るような目で見ると、
『なっ』
躊躇なくその頭を足で踏み潰した。
後ろに控えていた何人かの男達はそれを見て楽しそうに声をあげて笑っていて、ろくでもないその光景に吐き気を覚えた。
何、これ。
こんなやつらが花郎なの?
TH「これは何事?」
SM「ああ、これはテヒョン様」
一歩前に進み出たテヒョンに気がつくと、ソンミンと呼ばれた男がわざとらしい笑顔をはりつけて、頭を下げていた男を蹴り飛ばそうとした。
TH「やめろ」
SM「…」
振り上げた足をテヒョンに睨まれて下ろすと、またさっきの胡散臭い笑顔を浮かべる。
SM「私はただ、あなた様と私の間に割って入る不届き物をどかそうとしただけです。
この者は、貴族と言っても最近
うーわ。
絵に書いたような根性悪なやつが出てきたよ。
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー!とっても嬉しいです!(*^^*)続きも更新頑張りますね!もう少しで公開できます!遅くなり申し訳ないです…!! (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ!それはすごく嬉しいご報告です!(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています!!世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです!コメントありがとうございました!(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです!続き頑張りますね!(*^^*)(返信してしまいました…!) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか!!( ; ; )本当に読んでいただきとても幸せです!これからも頑張ろうと思えます!!そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね!(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化!テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー!通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(`・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね!(*´∀`*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2020年5月15日 23時