五十三話 ページ4
私よりも随分高い位置にある綺麗な顔は、道行く女の子たちの注目の的で、こんなに見られて大丈夫かなと心配になっていると、
TH「俺は民衆に顔出ししてないから。」
とまるで私の心を読んだかのように耳打ちしてくれた。
だとしても、目立ちすぎなような。
身長はジョングクと同じくらいかな？
今日の設定は私が貴族の娘でテヒョンが従者らしいけど、いくら服装を変えたって、内からにじみ出る高貴さと言うのは消せないものだ。
逆もまたしかり。
私はどう見ても田舎出身の貧乏貴族なのに…、
私がじっと見つめていたことに気がついたテヒョンは
顔を少し赤く染め、「ほんと、可愛い。」なんて言うんだから…多分目が腐ってる。
更に少し歩くと賑やかな市場に着き、その活気につい目移りしてしまう。
キラキラの朝露がついた新鮮そうな果物だとか、まだ動いている生きのいい魚。
お餅やお団子なんかも売られていて、その美味しそうな香りにじゅるりとよだれを垂らす。
だけどそれもほんの少しの間のことで、数分後にはスカートをぶち破らんばかりにおなかがいっぱいになっていた。
というのも、屋台に視線を向けるたびにテヒョンが何でも買ってくれようとするから、そして私は私でその都度ごちそうになってるせいでつい食べ過ぎてしまった。
TH「あとは何が食べたい？」
『もうだいじょぶ。たくさん食べてすっごく幸せ！
ご馳走様でした！』
TH「えー。もういいの？」
満腹で、ふわふわと幸せな気持ちのまま町を眺めていると、あるお店が目に入って立ち止まる。
TH「どうしたの？」
『んーん、なんでもない！』
TH「えー」
だけどすぐにハッとして、同じく立ち止まったテヒョンの腕を必死にひく。
「贈り物にどうですか？安くしますよ。」
にこにこと人のよさそうな店主の前の台には、たくさんのアクセサリーが並べられていた。
この時代にもこういうのってあったんだな。
TH「うーん、これかな？いやこっち…」
『ちょっとテヒョン。』
髪飾りやら首飾りやらを私にあてがうテヒョン。こうなると思ったからさっさと行こうと思ったのにー。
TH「どれも似合うから困る。」
『んなあほな！』
こんな皇女様がつけそうな金細工のかざりなんてまさに豚に真珠！似合うわけがなかろうに！
『テヒョン、私そういうものはつけないよ。』
TH「でも、なにか贈りたい。」
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
